MUCC×AKiツアー「M.A.D」豪華セッション続出の千秋楽

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MUCCとAKiによるライブツアー「MAVERICK DC presents DOUBLE HEADLINE TOUR 2016『M.A.D』」が、4月1日の東京・LIQUIDROOM公演にて千秋楽を迎えた。

「MAVERICK DC presents DOUBLE HEADLINE TOUR 2016『M.A.D』」4月1日の東京・LIQUIDROOM公演の様子。

「MAVERICK DC presents DOUBLE HEADLINE TOUR 2016『M.A.D』」4月1日の東京・LIQUIDROOM公演の様子。

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全18公演が行われたツアーには、ギルガメッシュ、ユナイト、DIV、カメレオ、CLOWDといったMUCCとAKiの後輩バンドや、D’ERLANGER、cali≠gariの桜井青(G)、L'Arc-en-Cielのhyde(Vo)、シドのマオ(Vo)やゆうや(Dr)が参加。最終公演には「M.A.D」の常連とも言えるKenが登場した。

AKiとKenによるセッションの様子。

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最終公演の先陣を切ったのはAKi。彼はサポートの佑聖(G)、加藤貴之(G)、宮上元克(Dr)とともにステージに上がると「Day 1」でライブの幕開けを飾った。続いて「Fahrenheit」や「Be Free」など激しいナンバーを連投しフロアの熱気を高めた。またライブの後半では、MUCCのミヤ(G)と「ジウ」で共演したり、宮上とセッションをしたり、多彩なパフォーマンスを披露していく。ラストナンバーの「The Inside War」ではKenをゲストギタリストとして迎えてのセッションを繰り広げ、オーディエンスを魅了した。

MUCC、AKi、Kenによるセッションの様子。

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後攻のMUCCは、普段はライブの終盤で演奏されることが多い「蘭鋳」からライブを開始してファンを驚かせる。そして「ENDER ENDER」「G.G.」とアグレッシブなナンバーを畳みかけフロアの熱狂を煽っていった。AKiのステージ同様、MUCCのライブでも豪華な共演が実現。「アゲハ」では同曲のプロデュースを手がけたKenがゲストギタリストとして参加したほか、「TONIGHT」ではKenに加えAKiも登場し、息の合ったセッションを展開した。

「MAVERICK DC presents DOUBLE HEADLINE TOUR 2016『M.A.D』」4月1日の東京・LIQUIDROOM公演の様子。

「MAVERICK DC presents DOUBLE HEADLINE TOUR 2016『M.A.D』」4月1日の東京・LIQUIDROOM公演の様子。[拡大]

その後、行われたアンコールはファイナルにふさわしい盛りだくさんの内容に。MUCCの各メンバーとAKiが、それぞれ自分たちの思い入れのある楽曲をセッションしていく。Kenが中心となって近藤真彦の「ミッドナイト・シャッフル」とL'Arc-en-Cielの「HONEY」を演奏する一幕もあり、オーディエンスは狂喜乱舞状態に。そして最後はツアーのテーマ曲「MARBLE」が出演者たちによって奏でられ、2カ月におよんだツアーは終幕した。なお前日3月31日にLIQUIDROOMで行われた「M.A.D」セミファイナル公演には、ギルガメッシュ、ユナイト、DIV、カメレオ、CLOWDという後輩バンドたちが登場し会場を盛り上げていた。

逹瑯 コメント

ホントに楽しかった。戦った感じもなかったけど、お互いいいライヴが出来たんじゃないかな。ファイナル1日目と2日目は同じ空間でのライヴだったけど、まったく感じ方が違ったんだよね。1日目は後輩バンドもかけつけてくれたし、お祭りみたいなライヴになったし、2日目は、お客さん含めた打ち上げみたいなライヴだったね。本当に心から楽しいって思えたライヴだったよ。でも、ちゃんとビシッと締められたライヴでもあったと思うし。本当に熱かったし、暑かった(笑)。本当にお互いいい刺激になったツアーだったなって思います。

ミヤ コメント

もうね、とにかく楽しかった。M.A.D来なかった人たちはホント、人生損してると思う。それくらい言っても言い過ぎでは無いくらい楽しかったし、来てくれた人たちを楽しませることができた自信があるツアーだった。確実に、ワンマンとは違うライヴが出来てたと思うよ。この空気感を共有できた人は、メンバーもお客さんも含めて特別な存在だと思ってる。絶対に次も来たいって思えるライヴが出来たんじゃないかな。ワンマンがどうこうとか、対バンがどうこうとか、ジャンルがどうこうじゃなくて、“音楽が好きな奴らが来てる場所”であったと信じてる。本当に楽しかった。ありがとう!

YUKKE コメント

このM.A.Dの企画が持ち上がった頃は、こんなに楽しいツアーになると思ってなかったから、正直びっくりしてる。Kenさんがこんなにも歩み寄ってくれて、一緒に親身になって盛り上げてくれるなんて思ってもなかったから、すごく感謝してるし、本当に幸せだなって思ってます。Kenさんの存在は本当に大きかったです。毎回毎回ライヴするのが楽しかったし、楽屋もすっごく楽しくて、何日か空いてライヴが無いと“楽屋ロス”になったくらい毎回楽しかったからね。このメンツでまたいつかツアーしたいね。てか、絶対やる! 本当に、最初から最後の最後まで、進化と変化を止めなかったツアーだった。あとね、個人的なことで言うなら、ライヴ中に、AKiにキスされて、Kenさんにもキスされて、HYDEさんに体を弄られて、それぞれのファンの人たちから“YUKKE許さない!”って言われて、たくさん敵を作ったツアーでもありました(笑)。またみんなに会える日を楽しみにしています! 本当にいい事務所だなぁ~って思いました!

SATOち コメント

全部勉強になった。本当に楽しかった。元克さんのドラムとか、袖でずっと見てたんだけど、ホントにすごい! 俺がドラマーだから、特にドラムばっかり見ちゃうんだけど、元克さんのドラムには譜面があるのね。俺は音符書けないし譜面は読めないから、それだけでも刺激的だったし、憧れた。リズムの刻み方も本当に素晴しくて、勉強にしかならなかったからね。ツアー中、ずっと勉強してた感じ。みんなはステージの上でプレイする元克さんを、正面からしか見れないと思うけど、俺はステージ袖から見れるからね。これはすごく贅沢な刺激だし、これ以上勉強になることはないから。Kenさんが、“いろんなバンドをただで見れちゃう贅沢さがたまらない!”って言ってたけど、俺も同じこと思ってました(笑)! こんなに楽しく勉強できるなら、ずっと勉強してたいなって思います!

AKi コメント

20年近いバンドの歴史を持ってるMUCCと一緒に出来たから、思いっきり出来た気がする。本当に気負うことなく出来たのは、MUCCのおかげだと思う。毎回圧倒的なライヴをして、何度も何度も悔しい思いもさせられたし、それでいて大きく包み込んでくれたMUCCだったから、ここまで成長できたんだと思う。MUCCで良かった。すごく刺激になった。戦っても勝てない相手ではあったけど、戦わなくちゃいけない相手でもあったから。MUCCじゃなかったら、今のAKiの成長は無いと思うから。本当に楽しかった。来てくれた人も本当にありがとう!

加藤貴之 コメント

純粋に楽しかったです。客観的に見れないんで、AKiの成長具合は正直解らないんですけど(笑)、AKiも楽しそうだったなって思いましたね。とにかく楽しかったです。でも、ツアーをまわって、やっぱり酒は必要ないって思いましたね。すごく個人的なことなんですけど、酒が飲めないので、ライヴが終ったらすぐに帰りたいんです。次があるとしたら絶対に一緒にまわりたいんですけど、酒だけは勘弁してほしいですね(笑)。その前に、次があったら、また呼んでもらえるように頑張ります!

佑聖 コメント

本当にとにかく毎回勉強でした。勉強だったんですけど、こんなに楽しくていいのかな?って思うくらい楽しいツアーで、終っちゃうのが本当に寂しいです。MUCCのメンバー1人1人からも、AKiメンバーからも、毎回刺激を貰っていたんですけど、自分がギターを始めたきっかけのガチ原点がKenさんなので、そんなKenさんと同じステージに立てて、いろいろとギターのことを教えてもらえたのは、本当に幸せなことでした。それと、一緒に盛り上がってくれたお客さんにもすごく感謝しています。本当にありがとうございました。

宮上元克 コメント

メンバー同士ももちろんなんですけど、スタッフも含め、すべてにおいて雰囲気がすごく良くて。こんなツアーは、人生において、もう二度と無いんじゃないかなって思ってます。それくらい楽しいツアーでした。ライヴ本編はもちろん、アンコールとかでは、普段見れないようなメンバーの姿も見れたりしたと思うので、お客さんもすごく楽しかったんじゃないかなと思いますね。本当に素敵なツアーでしたね。基本、曲はAKiちゃんが作ってくるんですけど、最近リハーサルをやるようになってからは、すごくバンド感が増したというか。ツアー中にも自分の中でちょくちょく変えていったりもしてましたし、すごくいい状態で音と向き合えてる気がします。MAVERICK DC GROUPという超体育界系のノリがすごく気持ちいいなと思いました。本当に素晴しいなと。あんまり最近そういうのないですからね、是非、またやりたいですね。

「MAVERICK DC presents DOUBLE HEADLINE TOUR 2016『M.A.D』」
2016年4月1日 LIQUIDROOM セットリスト

AKi

01. Day 1
02. Fahrenheit
03. FAIRY DUST
04. FREAK SHOW
05. Be Free
06. Wait for You
07. LOOP
08. In Vain
09. ジウ [Guest Guitar:ミヤ]
10. BASS & DRUM SESSION
11. Sing It Loud
12. ミッドナイト/狂騒/DARLING:
13. Brave New World
14. The Inside War [Guest Guitar:Ken]

MUCC

01. 蘭鋳
02. 睡蓮
03. ENDER ENDER
04. G.G.
05. JOKER
06. アゲハ [Guest Guitar:Ken]
07. 塗り潰すなら臙脂
08. 空と糸
09. ブリリアント ワールド
10. 夕紅
11. 謡声(ウタゴエ)
12. MAD YACK
13. TONIGHT [Guest Guitar:Ken / Guest Bass&Chorus:AKi]

アンコールセッション

01. バラ色の日々 / 逹瑯 with M.A.D ALL STARS
02. G.M.J.P / ミヤ with M.A.D ALL STARS
03. ROSIER / AKi with M.A.D ALL STARS
04. SHUTTER SPEEDSのテーマ / YUKKE with M.A.D ALL STARS
05. リンダリンダ / SATOち with M.A.D ALL STARS
06. ミッドナイト・シャッフル / Ken with M.A.D ALL STARS
07. HONEY / Ken with M.A.D ALL STARS
08. MARBLE / M.A.D SUPER ALL STARS

※CLOWDのOはストローク符号付きが正式表記。

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撮影:西槙太一、ひらりい

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