flumpool×UNISON SQUARE GARDEN、同期2組が新木場で熱狂対バン

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音楽雑誌「音楽と人」によるライブイベント「音楽と人LIVE 2016 新木場クロッシング」が、3月8日に東京・新木場STUDIO COASTにて開催された。

flumpool(撮影:古溪一道)

flumpool(撮影:古溪一道)

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このイベントにはUNISON SQUARE GARDENflumpoolが出演。2008年にメジャーデビューした同世代バンド同士の競演に、超満員のオーディエンスは最初から最後まで大盛り上がりとなった。

UNISON SQUARE GARDEN(撮影:古溪一道)

UNISON SQUARE GARDEN(撮影:古溪一道)[拡大]

先攻を務めたのはUNISON SQUARE GARDEN。1曲目の「天国と地獄」から、圧巻のアンサンブルでフロアを怒涛の盛り上げへ導く。軽やかなイントロで大歓声が沸いた「シュガーソングとビターステップ」、巨大なミラーボールが回る中で披露された「ライドオンタイム」と、その後もアッパーな楽曲が続々と演奏された。

斎藤宏介(Vo, G)はMCで「(2組の)接点がわからないって人もいるかもしれないけど……」と、対バン相手のflumpoolと同年デビューであることを語る。そして「デビュー当時に事務所の人から『ボーカルの人が斎藤くんよりイケメンなんだよ、だから斎藤くんももっとがんばりな』って説教されて(笑)、心のデスノートに『flumpool』って筆圧強めに書きましたね」と冗談交じりに振り返り、双方のファンを爆笑させる。しかしその後ライブで競演した際に「めちゃくちゃいい人だな、全然憎めないなと思ってあわててデスノートから消しました(笑)」とのこと。斎藤は「6年ぐらい一緒にやってなくて、今日のツーマンライブを迎えて。素晴らしいイベントになる予感がします」と、この日の競演を心から喜んでいる様子を見せた。

斎藤宏介(Vo, G)(撮影:古溪一道)

斎藤宏介(Vo, G)(撮影:古溪一道)[拡大]

ソリッドなギターフレーズが印象的な「蒙昧termination」、迫力あるプレイでバンドの進化をアピールした初期曲「マスターボリューム」、田淵智也(B)と鈴木貴雄(Dr)が刻むダンサブルなリズムに合わせてフロアが揺れた「like coffeeのおまじない」と、中盤以降も幅広いタイプの楽曲とハイクオリティな演奏でオーディエンスを楽しませる。ラストは「harmonized finale」でドラマチックに締めくくった。

続いて登場したflumpoolのライブは「覚醒アイデンティティ」で幕開け。山村隆太(Vo, G)、阪井一生(G)のヘヴィなギターが会場に鳴り響き、場内の空気を一変させる。MCで山村は直前のUNISON SQUARE GARDENのライブについて「久しぶりの対バンやねんけど、カッコええなあと思って観てて。……ただ、デスノートはないわ!(笑)そんなん思ってたんやって、ガクッてなった」と、斎藤の発言を引き合いに出して感想を述べ、オーディエンスを笑わせる。阪井も彼らのライブの感想を「東京の人たちやし、スマートやもんな。歌詞間違えたりせえへんもん(笑)」と、直前の「MW ~Dear Mr. & Ms. ピカレスク~」で歌詞を飛ばしてしまった山村をいじり、会場を和ませた。

山村隆太(Vo, G)(撮影:古溪一道)

山村隆太(Vo, G)(撮影:古溪一道)[拡大]

「花になれ」「星に願いを」とデビュー当時の楽曲を連続で披露したあとは、山村と阪井が「音楽と人」の誌面や歴史について、それぞれの思い出を語り合う。中盤では3月16日にリリースするニューアルバム「EGG」から新曲を3曲連続で演奏。尼川元気(B)、小倉誠司(Dr)が鳴らすどっしりとした低音を中心に壮大な世界を描いた「解放区」、スリリングな空気で会場を包む「夜は眠れるかい?」など、彼らの現在のモードが感じられる楽曲でファンを喜ばせた。

「イイじゃない?」では観客が一斉にタオルを振り回し、会場内の一体感はピークに達する。最後を締めくくったのは「明日への賛歌」。山村はオーディエンスや競演者たちへの感謝を込めるように、美しい歌声を場内に響かせた。

なお、4月5日発売の「音楽と人」5月号にはライブ後に行われた山村と斎藤の対談や、舞台裏の集合写真などが掲載される。こちらもぜひチェックしよう。

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音楽と人LIVE 2016 新木場クロッシング
2016年3月8日 新木場STUDIO COAST セットリスト

UNISON SQUARE GARDEN

01. 天国と地獄
02. シュガーソングとビターステップ
03. ライドオンタイム
04. 蒙昧termination
05. ため息 shooting the MOON
06. マスターボリューム
07. like coffeeのおまじない
08. 桜のあと(all quartets lead to the?)
09. ガリレオのショーケース
10. harmonized finale

flumpool

01. 覚醒アイデンティティ
02. MW ~Dear Mr. & Ms. ピカレスク~
03. 花になれ
04. 星に願いを
05. 解放区
06. 夜は眠れるかい?
07. Blue Apple & Red Banana
08. イイじゃない?
09. 明日への賛歌

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ゆう @utopia_7

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これ行きたかったな

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