「JAPAN JAM BEACH」海岸での豪華セッションに4万人熱狂

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5月3~5日に千葉・幕張海浜公園で野外ライブイベント「JAPAN JAM BEACH 2015」が開催された。今年から幕張海浜公園へ会場を移しての実施となった「JAPAN JAM」。3日間で計54組のアーティストが出演し、のべ約4万4000人のオーディエンスが集結した。

POLYSICS×ノブ(the telephones)

POLYSICS×ノブ(the telephones)

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1日目:5月3日

Czecho No Republic×在日ファンクホーンズ

Czecho No Republic×在日ファンクホーンズ[拡大]

SEASIDE STAGEのBase Ball Bearが「ファンファーレがきこえる」、SUNSET STAGEの04 Limited Sazabysが「monolith」でスタートを切ったイベント初日。1日目は3組の出演者がスペシャルアクトを招いて演奏を行った。Czecho No Republicのライブでは在日ファンクの後関好宏(Sax)、村上基(Tp)、ジェントル久保田(Tb)の3名が後半に参加。「Amazing Parade」「ダイナソー」をきらびやかなアレンジで披露し、真昼の会場をさらに盛り上げた。POLYSICSの出番ではthe telephonesの岡本伸明(Key)が中盤に登場。「Baby BIAS」の演奏が始まると、岡本はいきなりステージを走り回りPOLYSICSのメンバーを翻弄した。それにつられるようにハヤシ(Vo, G)もステージ前方で盛んにファンを煽り、ハイテンションなパフォーマンスを展開した。

SUNSET STAGE最後の出演者となったZAZEN BOYStricotの中嶋イッキュウ(Vo, G)をフィーチャリングゲストに招いた。中嶋は「Kimochi」で向井秀徳(Vo, G, Key)とともにボーカルを担当。夜の海辺という会場にマッチした、ムードあふれる歌声を披露した。

そしてこの日のトリを務めたのはASIAN KUNG-FU GENERATION。彼らがライブを行ったSKY STAGEにはフィールドを埋め尽くすほどの観客が集まり、会場の盛り上がりも最高潮に達した。彼らはアンコールに応えて最後に「今を生きて」を演奏し、1日目を締めくくった。

2日目:5月4日

KEYTALK×ヤマサキセイヤ(キュウソネコカミ)

KEYTALK×ヤマサキセイヤ(キュウソネコカミ)[拡大]

2日目は朝から強い風が吹いていたものの、まぶしい日差しが注ぐ快晴に。SEASIDE STAGEの一番手を務めたゴールデンボンバーは、喜矢武豊(Gita-)が「会場の屋台で焼きとうもろこしを食べたい」と言いつつ口から火を吹いて焼きとうもろこしを作ったり、コンドーム型のキャラクターに扮してコンドームを撒いたりしながら会場を盛り上げていった。同時間帯にSUNSET STAGEで行われたBLUE ENCOUNTのライブには、彼らが上京したときに勇気をもらったという、NICO Touches the Wallsの光村龍哉(Vo, G)がゲストとして登場。NICO Touches the Wallsの「夏の雪」をセッションした。

そんなNICO Touches the Wallsは夕日が空を赤く染め始めた頃に、一日限りの復活となるアコースティックユニット・ACO Touches the WallsとしてSEASIDE STAGEに登場。アコースティックギターでのアンサンブルで力強く「夏の大三角形」を演奏し、「手をたたけ」では古村大介(G)と坂倉心悟(B)もドラムを担当した。後半はそれまで身に付けていたウエスタンハットとバンダナを脱ぎ去り、NICO Touches the Wallsとしてのライブを開始。6月24日にリリースされるニューシングル「まっすぐなうた」を初披露した。同じ頃にSUNSET STAGEでは、SAKANAMONのステージにねごとの蒼山幸子(Vo, Key)がゲスト出演。SAKANAMONの「架空の色彩」、ねごとの「sharp ♯」というお互いの曲をセッションした。

SKY STAGEで行われたレキシのライブでは、「年貢 for you」にやついいちろうが参加。さらに「狩りから稲作へ」では池田貴史の「イナゲナイ イナゲナイ 今宵、僕たちは狩りをやめるだろう」という歌に合わせて、モッズコートを着て赤いウィッグをかぶったやついが、トランシーバーと大きな旗を持ってステージに現れた。SEASIDE STAGEのラストを飾ったKEYTALKのライブには、キュウソネコカミのヤマサキセイヤ(Vo, G)がゲストとして登場。ヤマサキは「客多すぎる! 聞いてないぞ! 怖い!」と文句を言いつつも、「MABOROSHI SUMMER」を熱唱しオーディエンスを踊らせた。

3日目:5月5日

ROTTENGRAFFTY×10-FEET

ROTTENGRAFFTY×10-FEET[拡大]

曇り空からスタートした最終日。SEASIDE STAGEでは「パンティー!」コールを響かせたモーモールルギャバンが、SUNSET STAGEでは「はじめまして、サザンオールスターズです!」と笑いを誘ったWANIMAがそれぞれ個性あふれるパフォーマンスで幕を開ける。

ROTTENGRAFFTYのステージでは、同郷の盟友・10-FEETとのコラボが実現。N∀OKI(ROTTENGRAFFTY / Vo)が「“ロッテングラフィート”です!」と自己紹介し、8人はユルいトークを展開する。そして息の合った演奏で10-FEET「その向こうへ」をドロップした。続くROTTENGRAFFTY「金色グラフティー」では金色の全身タイツ姿に着替えたKOUICHI(10-FEET / Dr)がボーカルを担当。8人は笑いと大喝采に包まれ、大盛り上がりのコラボステージを終えた。

THE STARBEMSのステージにはセッションゲストとしてTOTALFATのShun(Vo, B)とJose(Vo, G)が登場。6人はOperation Ivy「Sound System」、Green Day「Basket Case」と海外のパンクロックナンバーのカバーで観客をヒートアップさせていく。するとテンションの上がったShunが「日高(央)さんと初めて共演できたんで……ブッ込んでいいですか?」と言い、BEAT CRUSADERSの「HIT IN THE USA」の冒頭を歌い始め、大喜びの観客の前で楽しそうにプレイ。最後はTHE STARBEMSの「Everybody Needs Somebody」で、熱狂のコラボステージを締めくくった。

この日のラストを飾ったのは[Alexandros]。彼らは「starrrrrrr」で会場を揺らすと、その後も「Kick&Spin」や新曲などを連投していく。そして「Adventure」でオーディエンスのシンガロングを響かせ、3日間に及んだ「JAPAN JAM BEACH 2015」を大団円に導いた。

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