9nine、サイサイら8組「LiVE GiRLPOP」で赤坂揺らす

エムオン・エンタテインメント主催のライブイベント「LiVE GiRLPOP Vol.4 ～Wonderful～」が2月22日に東京・赤坂BLITZにて開催された。

今回で4度目の開催となった「LiVE GiRLPOP」は“ガールズグループとガールズバンドの融合”をテーマに、9nine、FYT、アイドルネッサンス、Silent Siren、LoVendoЯ、Chelsy、CHiCO with HoneyWorks、つげの8組が出演。ガールズグループの熱いパフォーマンスとガールズバンドの会場を揺らす勢いの歌声に、オーディエンスは終始酔いしれた。

オープニングアクトのつげとCHiCO with HoneyWorksが会場の空気を温めたあとに本編がスタート。前半にはChelsy、アイドルネッサンス、LoVendoЯの3組が登場し、早くもイベントのテーマが体現しされていく。トップバッターを務めたChelsyはMCを挟まず「SistAr」から4曲連続で楽曲を歌い上げ、伸びやかで力強い歌声をフロアに響かせる。続くアイドルネッサンスは代表曲「17才」から一糸乱れぬパフォーマンスを繰り広げ、グループが展開する“名曲ルネッサンス”のナンバーを4曲届けた。そして田中れいな率いるLoVendoЯはそのカリスマ性をいかんなく発揮。田中の圧倒的な存在感でオーディエンスの視線を集めると代表曲「この世に真実の愛が一つだけあるなら」からライブをスタートさせ、ツインボーカル、ツインギターを生かしたライブでフロアを熱狂の渦へと誘う。ラストは「イクジナシ」でオーディエンスのテンションを上昇させ、計5曲を歌い上げて濃密な時間を終えた。

後半戦ではFYT、Silent Siren、9nineの3組がライブをさらに加速させていく。教師をモチーフにしたアイドルグループ・FYTは真紅の衣装を身にまとい「学園地獄」から激しいパフォーマンスを繰り広げてオーディエンスの心をつかんでいく。人気ナンバー「FYTイッパツ」では激しいギターサウンドにあわせてメンバーがオーディエンスを煽り、会場からは「ファイト！」の掛け声が響き渡った。

ライブ終盤、ステージにSilent Sirenが登場するとフロアの熱気が上昇。彼女たちは「爽快ロック」から勢いよくライブをスタートさせ、会場全体を“サイサイワールド”へと誘う。そのまま「ラッキーガール」を歌い上げた彼女たちはMCで「出演者が全員女性という素敵な空間に呼んでいただいてありがとうございます！ この中でライブができて本当にうれしい。みんなで一緒に楽しんでいきましょう！」と挨拶し、今の彼女たちを等身大で表したという「KAKUMEI」を熱唱した。日本武道館でのライブの感想やニューアルバムへの思いを語った彼女たちは、「今がタオルを回すとき！」と叫び「ぐるぐるワンダーランド」で会場にさわやかな風を送り込む。そしてラストはキラーチューン「ビーサン」で締めくくり、大トリの9nineへとバトンをつないだ。

キレのあるダンスパフォーマンスから登場した9nineは、人気曲「Re:」でその存在感を示してオーディエンスの視線を集める。「体力残ってますかー!? 元気残ってますかー!?」と煽るメンバーにフロアは大歓声で答え、続く「Love or Hate」では会場全体でダンスを行って一体感を演出した。陽気なポップチューンのあとは吸血鬼をテーマにしたナンバー「LOVE VAMPIRE」で新たな世界観を打ち出し、彼女たちは3曲連続でパフォーマンスを繰り広げた。そしてラストは9nine屈指のパーティーソング「party9」で締めくくられ、この日のイベントを大団円で終えた。