bump.y、西寺郷太トータルプロデュースによるフルアルバム

bump.yのニューアルバム「pinpoint」が12月18日にリリースされる。

「pinpoint」は「COSMOの瞳」「SAVAGE HEAVEN」など、これまでにもbump.yの楽曲を手がけてきた西寺郷太（NONA REEVES）プロデュースによるオリジナルフルアルバム。「COSMOの瞳」や「SAVAGE HEAVEN」のほか、西寺が小学生時代に作曲したメロディに湯川れい子が詞をあてた「CRY」や、宮武美桜と高月彩良からなるグループ内ユニット・byによる「Another Smile」など10曲が収録される。

アルバムは初回限定盤と通常盤の2形態で発売。初回限定盤にはbump.yメンバーが体力測定に挑む映像や、オーディオコメンタリー付きPV映像などが収録されたDVDが付属する。

bump.y「pinpoint」収録内容

CD

01. 孤独にVIVID
02. 恋はpinpoint
03. 傷痕 HEAVY SOUL
04. COSMOの瞳
05. ロマンティックMAYBE
06. DREAM BEATに飛び乗って
07. Another Smile
08. SAVAGE HEAVEN
09. 硝子のMAGIC
10. CRY

DVD

・HAPPY bump.y!!!!!「体力測定」編
・メンバー副音声コメンタリー付きPV「ガラゲッチャ」
・メンバー副音声コメンタリー付きPV「COSMOの瞳」
・メンバー副音声コメンタリー付きPV「SAVAGE HEAVEN」
・「孤独にVIVID」PV
・ジャケット撮影
・「孤独にVIVID」PV撮影メイキング映像

西寺郷太コメント

bump.yのファースト・アルバム「pinpoint」が完成しました。

昨年夏に、最初のミーティングが開かれた時のことを鮮烈に覚えています。以前から僕の音楽制作を信頼してくれていたレコード会社担当ディレクターは、おもむろに口を開きこう言いました。

「郷太さん、ここ最近は、多人数グループ・アイドルの全盛期です。でも昭和のアイドルの中心はソロでしたよね。たとえば松田聖子さんや中森明菜さん、小泉今日子さん、薬師丸ひろ子さん、浅香唯さん……、皆女優も兼任してました」

彼の熱い情熱を感じつつ、僕はこう言いました。

「確かにそうですよね。というか、むしろ女優からスターになっていって、しばらくして歌が出ることも多かった気がしませんか？演じる役によってそれぞれの放つキャラクターも全然違いましたし」

ディレクターはとても嬉しそうでした。

「ですよね！春夏秋冬一曲ごとにまったく違うカラーのシングルを発表して……」

「でも、そういう意味でいえば……、bump.yが、今あふれている他のアイドル達とは違うのは、彼女達がそもそも『女優』の集団だってことなんじゃないですか？」

椅子から飛び上がりそうになって、彼はこう言いました。

「まさにそうなんですよ！郷太さん！彼女達は、舞台やドラマで日々色んな世界を演じてます！でも……、それを今、よくあるパターンで色んなプロデューサーや作家さんに頼むってのは、したくないんですよ」

「色んな人に頼みたくない……。それはなんでですか？」僕は聞きました。

「それだとかえってまとまりがないだけの、アルバムとして聴けないものになってしまう気がして……」

「わかりますよ。一曲配信や細切れのネット視聴の優勢な今、１曲目のスタートから終わりまで聴いて感動出来る。そんな『アイドル』のアルバムがあれば、本当に素晴らしいことだと思いますよ」

彼の目には、力がみなぎっていました。

「僕は、80年代の……、あの時代のなんでもありでありつつ、純度の高い歌謡曲、ポップスを『今』の時代に再現させる、そういうアルバムを作りたいんです。郷太さん……、個々に女優として活躍しているbump.yだからこそ出来る、色んな世界観の曲をアルバムのために用意してもらえませんか？メアリ、ななみ、美桜、彩良、祭、ひとりひとりのキャラクターの違いを押し出しながら、トータルでの魅力もきちんとコントロールされている……、何より僕が一番そういうアルバムを聴いてみたいんです」

僕も嬉しくなって、こう答えました。

「いいですねー！それは、80年代のアイドル歌謡で音楽の世界に心酔した僕の長年の夢でもありますね。やりましょうよ!!」

一年以上に渡る長いプロジェクトでした。bump.y５人の頑張りと成長も凄かった。彼女達とのレコーディングを含む、盟友・谷口尚久君とタッグを組んだ数百時間に及ぶ制作の末に、最初のミーティングで語っていたことが、今、完全に実現したのです。

湯川れい子コメント

～「CRY」に寄せて～

3:11のあと、改めて歌われるようになった名曲「上を向いて歩こう」。

でも、悲しみがあまりに大き過ぎて、涙が重くて顔を上げることも出来なかったら.....。そんな想いで書いた詞でした。

もし「上を向いて歩こう」のアンサーソングというか、もっと泣き虫の妹分のような曲として歌って頂けたら、こんな嬉しいことはありません。

かわいいし、爽やかだし、夢がいっぱいで、思わず泣けてしまいます。ありがとう！

bump.yコメント

松山メアリ

今年は初めてのコンサートがあり、そして初めてのフルアルバムを出させてもらいbump.yにとって本当に濃い1年です。

アルバムタイトルのpinpointどおり、今の私たちにしか残せない、bump.yらしさをたくさん盛り込んだ一枚になっていると思います。

「孤独にVIVID」や「傷痕HEAVY SOUL」では強くてカッコいいbump.y。

「恋はpinpoint」や「DREAM BEATに飛び乗って」では、ポップでキュートなbump.y。

「CRY」では、デビューした時からbump.yが大切にしてきた、歌詞やメロディーを聴いてくれる人に大切にしっかり伝えるという事を改めて考えなおして歌っている一曲です。

いろんなbump.yが収録されています。

聴いてくださるみなさんの大切な一枚、一曲になるように、このアルバムに込めました。

桜庭ななみ

初めてのオリジナルアルバムpinpointを西寺さんプロデュースでbump.yが出させてもらうことになりました。

西寺さんにプロデュースしてもらった今までの曲プラス新曲6曲が盛りだくさんに入っています。

楽しい時、悲しい時、嬉しい時、落ち込んでいる時、きゅんきゅんしたい時。いろんな時にbump.yの曲で心を動かしてもらえるアルバムに なっており、1曲1曲、歌詞の意味を深く考え西寺さんや谷口さんと相談しながら感情を込めてレコーディングをしました。

bump.yらしい今しか作れないまさにpinpointなアルバムが完成したと思います。

ぜひ沢山の方に聴いてもらえたらなと思います。

宮武美桜

今回はbump.y初のオリジナルアルバムです。

タイトル「pinpoint」は今しかつくることのできないピンポイントなアルバムという意味をこめています。

声や身長、年齢など今のbump.y5人だからできるアルバムになっています。

そして全曲NONA REEVESの西寺郷太さんプロデュースの曲で新曲も6曲入っています。

一気に沢山の曲をみなさんにお届けできる機会なのでとてもわくわくしています。

1つ1つ曲調が違うのでその日の気分によって「今日はこれかな」と選んでアルバムを楽しんで貰えたら嬉しいです。

「孤独に VIVID」のダンスは、間奏にマネキンを意識した振りがあり、その部分はマネキンに見えるようにメンバーみんなで何回もポーズを研究して、MV撮影に挑みました。

切ない歌詞と表情、そして5人のマネキンにも是非注目してほしいです。

高月彩良

bump.yがデビューしてから3年が経ち、ようやく1stアルバムを出すことになり、本当に嬉しいです。

1枚のCDにbump.yの色々なカラーが沢山詰まっているのでbump.yの様々な面を知ってもらえるチャンスだと思います。

特に注目してほしい曲は「孤独に VIVID」。聴いていて胸がぎゅーっと苦しくなるようなせつない歌詞ですが、聴けば聴くほど、VIVIDに染められるでしょう（笑）。

マネキンを意識したポーズやVIVIDな明るさをイメージしたダンスも見所です。

世界観があるダンスなので注目して見てもらいたいですし、VIVIDの手振りはライブでお客さんにも一緒にやってもらいたいです。

宮武祭

アルバムのタイトルが「pinpoint」というので、アルバムに収録される新曲にも、何曲かそのフレーズが入っていたり、CDジャケットや 衣装もpinpointを意識したデザインになっています。

このアルバムは「COSMOの瞳」や「SAVAGE HEAVEN」をプロデュースしてくれた西寺さんが全曲プロデュースして下さり、レコーディングも楽しくできました！

今の私たちの全てがつまった、今の私たちにしか出来ないアルバムだと思います！