“遠さ”と向き合う、劇団温泉ドラゴン「まだおとずれてはいない」本日開幕

劇団温泉ドラゴン 第20回公演‬「まだおとずれてはいない」が、本日10月9日に東京・雑遊で開幕する。

今年、劇団結成15周年を迎えた劇団温泉ドラゴンが送る「まだおとずれてはいない」では、原田ゆうが脚本・演出を担当。出演者には、いわいのふ健、阪本篤、筑波竜一が名を連ねた。水野と高橋は共同で弁当屋を営んでいる。高橋はふとしたきっかけで、ガザ侵攻で‬避難生活を送るパレスチナ人一家とSNSを通してつながり、パレスチナ料理の弁当を店で出そうとするが……。

開幕に際し、原田は「ガザで起こっている圧倒的な暴力の前に言葉を失い、感じることさえも失っていきます。それでもやはり、目を背けたくはありませんでした。『まだおとずれてはいない』は、日本に生きる私たちがどのような想像力でガザの人々を感じることができるのか、お弁当屋さんという私たちの日常から描いた作品です。地理的にも、文化的にも、経験的にも『遠い』と思ってしまう場所で起きている現在進行形の出来事、その『遠さ』と向き合うことが、今この作品を創る意味なのではないかと思っています」とコメントした。

公演は10月13日まで。

劇団温泉ドラゴン 第20回公演‬「まだおとずれてはいない」

開催日程・会場

2025年10月9日（木）～13日（月・祝）‬ ‭
東京都 雑遊

スタッフ

脚本・演出：原田ゆう

出演

いわいのふ健‬ / 阪本篤 / 筑波竜一

※U-25チケット、障害者割引あり。