SPAC「弱法師」開幕、演出の石神夏希「2022年の初演よりさらに力強い作品に」

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SPAC秋のシーズン2025-2026 #1「弱法師」が10月4日に静岡・静岡芸術劇場(グランシップ内)にて開幕。一般公演に先駆け、昨日1日に中高生鑑賞事業公演として本公演が実施された。

SPAC秋のシーズン2025-2026 #1「弱法師」より。

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SPAC秋のシーズン2025-2026 #1「弱法師」より。

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「弱法師」は三島由紀夫「近代能楽集」の一編「弱法師」を「SPAC秋のシーズン2025-2026」アーティスティック・ディレクターの石神夏希の演出で上演するもの。2022年に初演され、今回は3年ぶりの上演となる。

SPAC秋のシーズン2025-2026 #1「弱法師」より。

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開幕に際し石神は「今シーズンは『きょうを生きるあなたとわたしのための演劇』をメッセージとして掲げています。三島の緻密で華麗な文体と、終戦から間もない日本の情景を、どうすれば現代を生きる自分たちの物語として立ち上げられるのか。再演にあたっては俳優・スタッフと改めて議論を重ね、2022年の初演よりさらに力強い作品になったと思います。劇中には戦火を描写したシーンがありますが、この3年間で私たちの戦争との距離、そして肌感覚が大きく変わったことをひしひしと感じます。ぜひ多くの方に立ち会っていただきたいです」とコメントした。

SPAC秋のシーズン2025-2026 #1「弱法師」より。

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なお関連企画として、4・5日は県立清水南高等学校芸術科演劇専攻の生徒たちによる三島の生涯についてのパフォーマンス「みにみに三島由紀夫」が行われるほか、4日はSPAC文芸部の大澤真幸と石神、5日はドミニク・チェンと石神によるアーティストトークも行われる。

上演時間は約1時間30分。公演は10月4・5日、18・19日に行われたのち、来年1月31日に静岡・沼津市民文化センター 大ホール、2月7日に静岡・浜松市浜北文化センター 大ホールでも行われる。

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SPAC秋のシーズン2025-2026 #1「弱法師」

開催日程・会場

2025年10月4日(土)・5日(日)、18日(土)・19日(日)
静岡県 静岡芸術劇場(グランシップ内)

2026年1月31日(土)
静岡県 沼津市民文化センター 大ホール

2026年2月7日(土)
静岡県 浜松市浜北文化センター 大ホール

スタッフ

作:三島由紀夫(「近代能楽集」より)
演出:石神夏希

出演

大内米治 / 大道無門優也 / 中西星羅 / 布施安寿香 / 八木光太郎 / 山本実幸

公演・舞台情報

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