太平洋戦争末期を生きる画家と画学生描く、タカハ劇団「帰還の虹」開幕

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タカハ劇団「帰還の虹」が昨日8月7日に東京の座・高円寺1にて開幕した。

タカハ劇団「帰還の虹」より。(撮影:塚田史香)

タカハ劇団「帰還の虹」より。(撮影:塚田史香)

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タカハ劇団「帰還の虹」より。(撮影:塚田史香)

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「帰還の虹」は、2014年に主宰の高羽彩による脚本・演出で初演された作品。劇中では1944年、太平洋戦争末期の日本を舞台にした物語が描かれる。戦意高揚画で名声を博し、画壇の寵児となっていた画家のもとに、1人の画学生が現れた。多くの学生が戦地へ赴く中、その青年は「画家の書生になりたい」と申し出るが……。

タカハ劇団「帰還の虹」より。(撮影:塚田史香)

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開幕に際し高羽は「タカハ劇団第21回公演『帰還の虹』が開幕しました! 終戦80年の今年、タカハ劇団では『他者の国』と『帰還の虹』という戦争の時代を舞台にした二作品を上演することにしました。こういう作品を上演するときは『戦争を知らない世代が戦争を語り継ぐ』みたいな文脈からは逃れられぬもので、もちろんそういう意義もおおいに感じてはいるのですが、最近は『語り継ぐ』という言葉に若干の違和感を覚えています。私たちはもうすでに戦争を知らない世代ではなく、新しい戦争の当事者になっているんじゃないかという思いが日に日に増しているからです。『他者の国』も『帰還の虹』も、過去ではなく『今』との繋がりを強く意識して作りました。過去によって照射される『今』を見にいらしてください。劇場でお待ちしております!!」とコメントした。

タカハ劇団「帰還の虹」より。(撮影:塚田史香)

タカハ劇団「帰還の虹」より。(撮影:塚田史香)[拡大]

上演時間は約2時間15分。公演は8月13日まで。

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タカハ劇団「帰還の虹」

2025年8月7日(木)〜13日(水)
東京都 座・高円寺1

スタッフ

脚本・演出:高羽彩

出演

古河耕史 / 田中亨 / 護あさな / 吉田亮 / 津村知与支 / 久下恵 / 池岡亮介 / 神保良介

公演・舞台情報

読者の反応

  • 3

田中 亨 @P_toru_t215

#帰還の虹

昨日無事に開幕しました!
今日は19時公演です🙆‍♂️

来週13日まで座・高円寺1にて。
よろしくお願いします😊 https://t.co/7wDdZXlxT3

コメントを読む(3件)

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