今回上演されるのは、ドイツの劇作家ゲオルク・ビューヒナーによる戯曲「ヴォイツェック」をジャック・ソーンが翻案し、2017年にイギリス・ロンドンで上演されたバージョン。本作では、舞台を冷戦下だった1981年のベルリンに移し、過去のトラウマ、自身の心の闇と闘いながら愛を求めて生きるヴォイツェックの姿を描く。演出を、森田とは初めてのタッグとなる
森田は作品について「19世紀前半の戯曲ですが根底には純粋な愛をテーマにしていて、現代に置き換えてもリンクする部分があると思います」と語り、「痛みや苦しみを抱き、自分と向き合うヴォイツェックという人物に対して理解できる部分がたくさんあるので、舞台で表現することが今から楽しみです」「この作品を通じて何か感じること、救われることがあると思うので、きっと多くの方たちに共感していただけると思います」と意気込みを述べた。
そのほか、ヒロインのマリー役に
森田とそのほかの出演者のコメント全文は以下の通り。チケット販売の詳細は続報を待とう。
パルコ・プロデュース2025「ヴォイツェック」小川絵梨子コメント
森田剛 コメント
19世紀前半の戯曲ですが根底には純粋な愛をテーマにしていて、現代に置き換えてもリンクする部分があると思います。痛みや苦しみを抱き、自分と向き合うヴォイツェックという人物に対して理解できる部分がたくさんあるので、舞台で表現することが今から楽しみです。演出される小川絵梨子さんと初めてご一緒するのも楽しみです。
ぜひ劇場へ生のお芝居を観にきてください。この作品を通じて何か感じること、救われることがあると思うので、きっと多くの方たちに共感していただけると思います。
伊原六花 コメント
小川絵梨子さん演出の舞台は何度も拝見し、いつかご一緒できたらと願っていました。なので今回、参加出来ると聞いた時はとても嬉しかったです。
まだ翻訳台本を読んだだけですが、このヴォイツェックを森田さんが、この登場人物達を素敵なキャストの皆さんが……と想像するとワクワクが止まりませんでした。
小川さんの演出をうけて、自分の中で未知なる発見をするかもしれません。沢山の期待を胸に、稽古に挑みたいと思っております。
伊勢佳世 コメント
出演のお話をいただいた時、自分の役を責任をもって表現できるのか、すごく悩みました。ですが信頼する小川絵梨子さんが演出し、この素敵な出演者の皆様との作品作りは、きっと面白い舞台になるんだろうな、とも思いました。
お金さえあれば……という現代にも通じる問題。
どんな作品を立ち上げられるか、私自身も熟慮しながら、稽古に挑みたいと思っております!
浜田信也 コメント
社会によって個人の尊厳が奪われ、人への共感が欠如していく様子が、ヒリヒリと息苦しさをもって描かれた作品です。楽しく笑って観られる作品ではないかもしれませんが、この作品が問いかけてくる問題を観に来てくださった皆さんと共有出来たら、一つの希望になると思います。
いつも客席から見ていたステキな方々とご一緒出来る事が、緊張しつつもとても嬉しく光栄です。答えの出ない問題を、最後まで皆さんと一緒に考え続けたいです。
冨家ノリマサ コメント
この名作と言われる「ヴォイツェック」に出演が決まり、嬉しさと共に沸々とする気持ちが入り混じっております。頂いた役も、小手先では到底敵わないことを原作台本を読んで理解出来るので、僕にとっては挑戦です。
演出の小川絵梨子さんをはじめ、主演の森田剛さん他全キャスト“はじめまして”のカンパニーで、この作品がこの先どうなって行くのか? 今から楽しみでしょうがない。
観て下さるお客様とこの作品を同じ空間で共有する日を楽しみにしています。
栗原英雄 コメント
今は正直言って、とても大変な戯曲を引き受けてしまったなぁと。
しかし、それを上回る程の小川絵梨子さんが演出する事への期待と喜びの中に居ます。
主演の森田さんや初めての方々との共演にワクワクしております。
作品の持つ力強さ、メッセージをお伝え出来るよう精進します。皆様劇場でお会いしましょう。
パルコ・プロデュース2025「ヴォイツェック」
2025年9月22日(月)〜28日(日)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス
2025年10月3日(金)〜5日(日)
岡山県 岡山芸術創造劇場 ハレノワ 中劇場
2025年10月8日(水)・9日(木)
広島県 JMSアステールプラザ 大ホール
2025年10月18日(土)・19日(日)
福岡県 J:COM北九州芸術劇場 大ホール
2025年10月23日(木)〜26日(日)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
2025年10月31日(金)〜11月2日(日)
愛知県 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
2025年11月7日(金)〜16日(日)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス
スタッフ
原作:ゲオルク・ビューヒナー
翻案:ジャック・ソーン
翻訳:髙田曜子
上演台本・演出:
出演
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リンク
須賀健太 @suga_kenta1019
うれしすぎる…
願わくばまた舞台一緒にやりたいな… https://t.co/rcPVLSGbm1