東京演劇アンサンブルの創立70周年記念に鄭義信版「コーカサスの白墨の輪」

東京演劇アンサンブル創立70周年記念III「白い輪、あるいは祈り」が3月19日から23日まで東京・俳優座劇場で上演される。

本公演は、東京演劇アンサンブルの創立70周年を記念して上演されるラインアップの1つ。今回は、鄭義信がベルトルト・ブレヒト「コーカサスの白墨の輪」をもとに脚本・演出を手がけ、韓国・韓国国立劇場で人気を博した作品を日本初演する。なお、東京演劇アンサンブルが鄭とタッグを組むのは、本作が初めてとなる。

劇中では、戦乱の中で置き去りにされた幼子を巡り、生みの母親と育ての母親が争いを繰り広げる様子が描かれる。鄭はチラシ裏に「世界で戦争の火は消えない。ロシアのウクライナ侵攻、イスラエル・パレスチナ紛争……日本もいつ戦火に巻き込まれるかわからない」「平和への祈りの輪を広げることで、この地上から戦火が消えることを、切に祈っている。この作品が、戦争と平和を考える一助とならんことを祈っている」と思いをつづった。

公演には、アツダク役で洪美玉、グルシェ役で永野愛理、シモン役で雨宮大夢が出演する。

東京演劇アンサンブル創立70周年記念III「白い輪、あるいは祈り」

2025年3月19日（水）〜23日（日）
東京都 俳優座劇場

スタッフ

原作：ベルトルト・ブレヒト（「コーカサスの白墨の輪」）
脚本・演出：鄭義信

出演

アツダク：洪美玉
グルシェ：永野愛理
シモン：雨宮大夢
浅井純彦 / 菊地柾宏 / 公家義徳 / 志賀澤子 / 鈴木貴絵 / 竹内茉由架 / 戸澤萌生 / 永濱渉 / 奈須弘子 / 二宮聡 / 林亜里子 / 原口久美子 / 彦坂紗里奈 / 福井奏美 / 細谷巧 / 町田聡子 / 真野季節 / 三木元太

※U30・ペア料金あり。