2年の歩みを経て、松井周の標本室×三重県文化会館「なりかわり標本会議」舞台版が開幕

松井周の標本室×三重県文化会館「なりかわり標本会議」が昨日3月1日に三重・三重県文化会館 小ホールにて開幕した。

「なりかわり標本会議」は、松井周が主宰する「松井周の標本室」から生まれたカードゲームで、メンバーはカードに書かれた役割を担い、誰かに成り代わって会議に参加することで他者との新たなコミュニケーションを体験できる。今回は約2年のリサーチや試演会を経て、舞台版を上演する。

構成を務めるファシリテーターの松井は、「初日が開けてホッとしています。舞台側のメンバーと観客の皆さんとでカードゲームをやっている感覚で楽しんでいただけたのではないでしょうか。この2年間のチームでのアウトリーチ経験による安定感や舞台版を意識しての新しい仕掛けもありますし、これからカードゲームとして学校や企業や地域コミュニティでもぜひ楽しんでいただくための見本にもなっていると思います。ぜひご覧いただきたいです！」とコメントした。なお、上演後にはフィードバックとトークセッションが開催される予定だ。公演は本日3月2日まで。

なお、ステージナタリーでは本公演の特集記事を展開中。松井と、松井と共にファシリテーターを務める綿貫美紀、公募で集められたメンバーである太田竜次郎、川北輝、倉田さきか、土屋有彩がアウトリーチや本公演への思いを語っている。