松井周の標本室×三重県文化会館「なりかわり標本会議」試演会が昨日2月11日に三重・三重県文化会館 小ホールにて開催された。
「なりかわり標本会議」は、
当日は“ビフォー(開場)”、“なりかわり中”、“アフター(アフタートーク / 役割落とし)”という大きな流れのもと進行。観客にはラッキーロールカード(役割カード)と封筒が配られ、2回にわたって標本会議に参加した。
開催を終えて松井は「やりたいことの骨格をまずは表現できたと思ってほっとしています」と感想を述べ、「今回の試演会は劇場での上演ということで、どうすれば普段のカードゲーム型のやり方を舞台に適した形にできるか悩みましたが、何度もシミュレーションを重ねるにつれ、やっぱりこれは舞台上の人間がどう悩み、どう決断するのかを丁寧に追うことが一番面白いというとてもシンプルなことに気づきました。そういう意味では、やっと土台ができたというところかもしれません」「来年の3月にはさらにブラッシュアップしたものを上演いたします。また、カードゲームとしての地域でのアウトリーチを続けて、演劇の面白さをお伝えできたらと思っています」とコメントした。
松井周 コメント
やりたいことの骨格をまずは表現できたと思ってほっとしています。なりかわり標本会議は、約一年かけて18人のメンバーとともに、誰でもできるカードゲームとしての会議のやり方を試行錯誤してきました。その際に三重県の西笹川中学校や、名張市の職員の皆さまにも体験をしていただき、「演技する」というハードルはそんなに高いものではないことも納得していただけたのではないかと思います。
今回の試演会は劇場での上演ということで、どうすれば普段のカードゲーム型のやり方を舞台に適した形にできるか悩みましたが、何度もシミュレーションを重ねるにつれ、やっぱりこれは舞台上の人間がどう悩み、どう決断するのかを丁寧に追うことが一番面白いというとてもシンプルなことに気づきました。そういう意味では、やっと土台ができたというところかもしれません。初めから終わりまで決まった台本を演じるのではなく、雄弁だったり、モゴモゴしたり、大胆だったり、どもったりと、想像力を頼りに言葉を紡ぐ彼らを、みなさんの代弁者のように感じていただけたのではないでしょうか?
来年の3月にはさらにブラッシュアップしたものを上演いたします。また、カードゲームとしての地域でのアウトリーチを続けて、演劇の面白さをお伝えできたらと思っています。よろしくお願いします。
松井周の標本室×三重県文化会館「なりかわり標本会議」試演会
2024年2月11日(日・祝)※終了
三重県 三重県文化会館 小ホール
構成・演出:
メンバー:天野亜矢、太田竜次郎、小河香織、川北輝、川口将吾、倉田さきか、佐藤由季、すがとも、高木俊雄、CHIN、土屋有彩、手代木花野、長門明日香、野呂健一、はしぐちしん、福田永雅、みなみ、山村水帆
手代木花野 @teshi_hana
先日の公演についてナタリーさんに載せていただいてます。 https://t.co/t4jG0fY8NN