児童養護施設・丸光園で育った幼なじみの敦也、翔太、幸平は、とある女性起業家を襲撃して廃屋へ逃げ込む。そこはかつて、店主が悩み相談を請け負うことで知られた雑貨店だった。廃業して何年も経つ店のシャッターの郵便受けから、突然手紙が落ちてくる。その手紙は33年前に書かれた悩み相談で、3人はかつての店主・浪矢雄治に代わって返事を書くのだが……。
3度目の上演となる今回は、2020年公演に続いて演出を劇団青年座の
チケットの一般販売は1月17日にスタート。辻、志賀、蓮井、戸井、大谷のコメントは以下の通り。
辻凌志朗コメント
出演が決まった翌日に本屋へ駆け込み、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」を購入しました。過去に実写化や舞台化されていて、その名を知っているくらいの感覚でしたが、今までこの物語に触れていなかった事を後悔するくらい、余韻を楽しめました。
敦也を理解する事は出来るものの、生きる事にはまだ時間がかかりそうなので、稽古までの時間と稽古期間含めて、敦也を生きる準備をしっかりと重ねて行こうと思います。ミュージカルと言う事で、自身初挑戦の事が多いです。歌にダンスと鋭意訓練中ですが、ミュージカルとして、この物語を繊細にお届け出来る事が楽しみでなりません。
僕も感じた素敵な余韻を、皆様にも感じてもらえるよう精一杯演じます。お楽しみに!
蓮井佑麻コメント
イッツフォーリーズさんの作品に携わるのは2回目ですが、前回出演した際に、アットホームな雰囲気と人の温もりを感じました。今作は東野圭吾さんの大人気小説が原作の、少し不思議な心温まる物語なので、優しい気持ちになれるミュージカルになるんだろうなと、今から心を躍らせております。人と人との繋がりが希薄になっていると感じる今、誰か思いやる気持ちや、損得勘定だけではない関わりを大切にしながら、観てくださる皆様に寄り添う作品にしたいです。再再演ということで凄いプレッシャーの中で課題に追われる日々になりそうですが、頼れるカンパニーの皆様に身も心も預けたいと思います!
志賀遼馬コメント
原作を読み始めてからあっという間に読了したことを覚えています。過去と現在が手紙で繋がり展開していくとても素敵な物語です。翔太という役柄は本作の軸となる青年の1人にあたり、辻さん演じる敦也と蓮井さん演じる幸平との3人組のバランスを保つ役割を担っています。初共演の2人と共に物語を丁寧に紡いでいきたいと思います。また、演出の磯村さん、音楽の小澤さんをはじめ、魅力的なスタッフの方が多いので、今から稽古が楽しみです。
本作は再々演ということで、劇団においても大切な作品の1つである作品に出演できることに大きな喜びを感じています。ご覧になったことがある方も、初めての方も、ぜひ劇場でお楽しみください!
戸井勝海コメント
時空を超えた心と心の繋がり、絆。人を思う心、生きる意味。
この素晴らしい、そして不思議な世界に生きられることを楽しみにしています。
私自身、過去の選択が本当にそれでよかったのか、自分が楽になろうとしただけなのではないかと自分を責めてしまいそうになる瞬間もあったけれど、これを見ると全てを受け入れられるような気がします。
心が荒みがちなこのご時世、すべてのことに偏見も先入観も持たず、ニュートラルに、そして他者を尊重することを忘れない。そんな風に生きたいなと強く思いました。
作品の世界をより輝かせられるよう精一杯努めます。
磯村純コメント
ミュージカル「ナミヤ雑貨店の奇蹟」が素敵な楽曲と共に帰ってきます。2020年の再演時はコロナによる非常事態宣言が出る直前の上演だったので多くの方に劇場へ足を運んでいただく事が叶いませんでした。今回は演出を一新し、三人の少年たちに焦点を当てた構成にしようと考えています。個性豊かなキャストも揃いました。コロナ禍を超え、三度目の奇跡を起こすべく稽古に臨みます。是非劇場へ足をお運びください。
イッツフォーリーズ公演 ミュージカル「ナミヤ雑貨店の奇蹟」
2025年3月19日(水)〜23日(日)
東京都 こくみん共済 coop ホール / スペース・ゼロ
スタッフ
原作:
脚本・作詞:
音楽:小澤時史
演出:
出演
演奏:田中和音(Pf.)
※一部Wキャスト。
※高校生料金あり。
tomo.mi🕊 @paint_it_bleu
観に行きたい。
https://t.co/PTBggtEBs0