いずみたくが遺したミュージカル「十二人の怒れる男」がよみがえる、脚本・演出に五戸真理枝

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イッツフォーリーズ公演 ミュージカル「十二人の怒れる男」が、来年2月6日から15日まで東京・浅草九劇で上演される。

イッツフォーリーズ公演 ミュージカル「十二人の怒れる男」ロゴ

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いずみたく

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本公演では、レジナルド・ローズ原作の法廷劇の名作「十二人の怒れる男」が、作曲家いずみたくが遺した譜面をもとにミュージカルとして上演される。いずみが作った劇団・イッツフォーリーズによると数年前、いずみが1970年代に今はなき専門学校のために書いた譜面「十二人の怒れる男」が見つかったという。イッツフォーリーズは同作を舞台で上演するため、五戸真理枝に脚本・演出、田中和音に音楽監督を依頼した。

舞台はとある陪審員室。父親を殺した罪に問われている18歳の少年を巡り、11人の陪審員が有罪を主張する。しかし、残りの1人が異議を唱え……。

五戸は「『12人の怒れる男』の物語には、人間がいかに自分勝手で、他人を思いやることが苦手な生き物であるかということが、刻まれているように思います。父親殺しの容疑者であるスラム育ちの少年のことを、信じてみることができるかどうか。信じる者には疑う者が愚かに見え、疑う者には信じる者が愚かに見えます。陪審員たちそれぞれの正義を賭けた闘いを、ハラハラドキドキ見守るような視点で、ミュージカルとして上演してみたいと思います」とコメント。

田中は「歴史的名作との呼び声高い本作に、いずみたくさんが素晴らしいメロディを付けたスコアが見つかったことから、この企画は始まりました。今回の上演にあたり脚本も改訂されるため、すべての楽曲を原曲のまま使用することは叶わず、編曲と新たな作曲という大役を仰せつかりました。いずみ先生の作品と肩を並べて筆を振るうことは、この上ない光栄であると同時に大きなプレッシャーでもありますが、全力を尽くして務めてまいります」と思いを語った。

キャストほかの情報は続報を待とう。

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イッツフォーリーズ公演 ミュージカル「十二人の怒れる男」

2026年2月6日(金)〜15日(日)
東京都 浅草九劇

スタッフ

原作:レジナルド・ローズ
脚本・演出:五戸真理枝
音楽:いずみたく

公演・舞台情報

読者の反応

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ゆずき @yuzuki07purumer

朝ドラ「あんぱん」で大森さん演じてるいずみたくに興味持った方、ちょうどいいタイミングで、関わったミュージカルが上演されるっぽいよ🙋

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