劇中では、策士のディック、刑務所から出所したばかりのバグ、コソ泥のドニー、したたかでモテる男のビリーが、ディックの発案で銀行強盗を企て、“豊かな老後”や移植手術を夢見て完全犯罪を遂行しようとする姿が描かれる。流山児演出バージョンには
流山児は「スリリングな創造現場でおとこたちの《関係性のエロス》をきっちり創り上げます。舞台でなければ伝えられないモノ、やるからにはとことんやる! こんな熱い舞台ザラにない! それが『ハイ・ライフ』です。乞う、ご期待!」とコメントし、西沢は「きわめてお行儀の悪い芝居をやるのだ。好き勝手にハメをはずしてつくってみたいと思う。それこそが、この作品と流山児★事務所へのマナーというものだろう。ベストキャスティングと言えるイカした(イカれた)役者も揃った。皆様もリミッターを解除して存分にお楽しみいただきたい。やるぜ」と意気込みを語った。
チケットの一般販売は12月7日10:00にスタート。なお、本公演は「第35回下北沢演劇祭」参加作品となる。流山児、西沢のコメント全文は以下の通り。
流山児祥 コメント
「ハイ・ライフ」は1996年、カナダのリー・マクドゥーガルの処女作。翻訳者の吉原豊司さんから「流山児さんに合う面白い脚本がある」とペーパーブックと粗訳を渡され一読して、カナダ現代演劇祭2001での「日本初演」を決めた。
その後9年間にわたって、国内のみならず、北京、カナダ、マカオ、台北と世界を旅し、大ヒット上演を続けた。
大都市の片隅に生きる四人のジャンキー。彼らの生き方はならず者だが、自由で、かつエネルギッシュ。規制を感じつつ「順応主義」として現代社会を生きる人間にとっては、彼らの生き方は実に「痛快」である。身体性を喪失し雁字搦めのIT資本主義、フェイクとSNSファシズムへと傾斜する現在、底抜けの明るさと「血のドクドク」を感じさせる「ハイ・ライフ」こそ、剥き出しのニンゲンの真実がある。
そんな四人が16年ぶりに還ってくる。
還暦を超えた(あるいは近い)役者と、喜寿を迎えてもアングラ=かくめいという見果てぬ夢を追う演劇ジャンキー・流山児祥演出版。「ハイ・ライフ」の破壊的継承のために西沢栄治演出版を同時上演します。
スリリングな創造現場でおとこたちの《関係性のエロス》をきっちり創り上げます。
舞台でなければ伝えられないモノ、やるからにはとことんやる! こんな熱い舞台ザラにない!
それが「ハイ・ライフ」です。乞う、ご期待!
西沢栄治コメント
なんてったって流山児★事務所のヒット作である。ましてや劇団40周年記念となればなおさら。しかもセンパイたちとのWバージョン! 喧嘩だ。祭りだ。気合いが入らないわけがない。ぐおお。
演劇は常識やルールを逸脱してこそ面白いわけで。劇場もまた非日常のキケンで刺激的な場所だ。本来そういうものだし、そうあるべきだし、近頃あらためてそのように求められている気がする。
そんな世間のご期待に応えるかどうかはともかく、きわめてお行儀の悪い芝居をやるのだ。好き勝手にハメをはずしてつくってみたいと思う。それこそが、この作品と流山児★事務所へのマナーというものだろう。
ベストキャスティングと言えるイカした(イカれた)役者も揃った。皆様もリミッターを解除して存分にお楽しみいただきたい。やるぜ。
流山児★事務所創立40周年記念公演 第2弾「ハイ・ライフ」
2025年2月7日(金)〜18日(火)
東京都 ザ・スズナリ
スタッフ
作:リー・マクドゥーガル
テーマ曲:トムソン・ハイウェイ
翻訳:吉原豊司
台本・演出:
演出:
出演
流山児祥演出バージョン
西沢栄治演出バージョン
※U-25・学生・養成所生・高校生以下料金あり。
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流山児祥 @ryuzanji3
やるぜ…16年ぶり流山児★事務所「ハイ・ライフ」、流山児祥と西沢栄治のWバージョンで(コメントあり) https://t.co/keumfFpYyQ