自分の黒歴史を乗り越える!“群像謎競技巨大コメディ”「鴨川ホルモー、ワンスモア」開幕

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ニッポン放送開局70周年記念公演『鴨川ホルモー、ワンスモア』」が本日4月12日に東京・サンシャイン劇場で開幕。これに先駆け、同日昼に初日前会見と公開通し稽古が行われた。

ニッポン放送開局70周年記念公演「鴨川ホルモー、ワンスモア」公開通し稽古より。

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ニッポン放送開局70周年記念公演「鴨川ホルモー、ワンスモア」公開通し稽古より。

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「鴨川ホルモー、ワンスモア」は、ニッポン放送とヨーロッパ企画の上田誠がタッグを組んで送る舞台シリーズの第4弾。上田が脚本・演出を手がける本作では、万城目学の小説「鴨川ホルモー」「ホルモー六景」 (角川文庫)を原作としたステージが繰り広げられる。

ニッポン放送開局70周年記念公演「鴨川ホルモー、ワンスモア」公開通し稽古より。

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二浪したのち京都大学に入学した安倍(中川大輔)は、同級生の早良京子(八木莉可子)に一目惚れしたことをきっかけに、怪しい先輩の誘いに乗って、謎のサークル・京大青竜会に入部。そんな京大青竜会は、鬼や式神を使役して戦う競技・ホルモーをするサークルだった。

ニッポン放送開局70周年記念公演「鴨川ホルモー、ワンスモア」公開通し稽古より。

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まずは通し稽古が行われた。物語の舞台が京都であることを示すように、ステージの上手と下手の端には、神社の赤い鳥居が据えられ、舞台中央には可動式の“鴨川の土手”が登場。舞台後方が1段高くなっている上下2段構成のステージを広々と使い、中川ら扮する京大青竜会の面々や、青竜会のライバルである京都産業大学玄武組、龍谷大学フェニックス、立命館大学白虎隊の面々は、カンフーのようなポーズを取りながら“オニ語”を叫び、パワフルな戦いを繰り広げる。激しいバトルが展開される一方、安倍と早良、安倍と敵対する同級生の芦屋(佐藤寛太)の恋愛や、京大青竜会内のユニークな関係性を描いた人間模様が、テンポの良いセリフで紡がれた。

ニッポン放送開局70周年記念公演「鴨川ホルモー、ワンスモア」初日前会見より、“ホルモーポーズ”を取る一同。

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初日前会見には、脚本・演出を担当する上田や、中川らメインキャストが出席。上田は「一人称で書かれた小説『鴨川ホルモー』『ホルモー六景』を、18人のキャストによる“群像謎競技巨大コメディ”として立ち上げます。僕らは“巨メディ”と呼んでおります(笑)」と笑顔を見せる。また会見前に、上田とキャストが“ホルモーポーズ”を取りながら集合写真撮影を行ったことに触れ、「先ほどのホルモーポーズを見ていただいたらわかる通り、強豪校といっても差しつかえないくらい、僕たちは強くなりました。このまま優勝を目指したいと思います」と、青竜会、玄武組、フェニックス、白虎隊による4校の戦いになぞらえて目標を掲げた。

ニッポン放送開局70周年記念公演「鴨川ホルモー、ワンスモア」公開通し稽古より。

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ニッポン放送開局70周年記念公演「鴨川ホルモー、ワンスモア」公開通し稽古より。

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安倍役の中川は「一見、奇想天外な物語に思えますが、中身は青春群像劇。自分の黒歴史を乗り越えていくことが本作の主題の一つになっているので、皆さんも共感してもらえたらうれしいです」と晴れやかな表情で語る。今作が初舞台となる早良役の八木は「キャストの皆さんには本当に優しくしていただきました」と謝辞を述べつつ、「『鴨川ホルモー、ワンスモア』では、誰しもが経験したことがあるような、若い人たちの“青い”部分が描かれます。少し恥ずかしい気持ちになるかもしれませんが、その思いも肯定しながら観てもらいたいです」と見どころを明かした。

ニッポン放送開局70周年記念公演「鴨川ホルモー、ワンスモア」公開通し稽古より。

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青竜会1回生・高村役の鳥越裕貴は「オニ語だけで会話できるくらい、この言葉をマスターしました(笑)。お客さんにも、印象に残ったオニ語を何か一つだけでも覚えて帰ってもらえたら」と話し、キャスト陣の笑いを誘う。1回生・楠木ふみ役を務める乃木坂46清宮レイは「ホルモーの練習を何度も重ねて、オニ語も身体に染み付いて、自信しかありません! 楠木らしく真面目にがんばります!」と宣言。芦屋役の佐藤は「若いキャストたちは毎日芝居が変化して、先輩方はすごく面白い芝居をしているので、出演者の自分自身もワクワクするような作品に参加することができました。本番が楽しみです」と述べる。

ニッポン放送開局70周年記念公演「鴨川ホルモー、ワンスモア」公開通し稽古より。

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1回生・三好弟役を務める男性ブランコの浦井のりひろは、ヨーロッパ企画の角田貴志と双子を演じることに言及し、「1回生のキャラクターを演じるキャストの中で、角田さんがダントツで年上なので、目を離すと休まれていることが多いんです。弟として、角田さんをサポートできたらと思います(笑)」とニコリ。1回生・松永役を演じる男性ブランコの平井まさあきは「お客さんが入ることによって、さらに作品の熱が高まっていくと思うので楽しみです。“楽しみが多い”と書いて“楽多(たのた)”」と、ちゃめっ気たっぷりにコメントした。

龍谷大学3回生・立花美伽役を演じるかもめんたる槙尾ユウスケは「稽古期間中、ちょうど『THE SECOND』という漫才の大会の予選に出場していて、そのことで頭がいっぱいになり、ミスをしてしまいました(笑)。『THE SECOND』のベスト16に残っているのですが、切り替えてがんばっていきたいです」と、本業である芸人活動に関することをアピールする。青竜会3回生・菅原真役を演じるかもめんたるの岩崎う大は「相方は漫才のネタを考えていないので、今の発言はおそらくうそだと思います」と槙尾をたしなめつつ、「自分は上級生の役なので、ホルモーの試合をするシーンはありません。でも、1回生の戦いを観ていると『俺もやりたかったな』という気持ちになってきます。皆さんも舞台を観終わったあと、ホルモーをやりたくなるかも」と優しげな表情で語った。

上演時間は休憩なしの約2時間。東京公演は4月29日まで行われ、その後、5月3・4日に大阪・サンケイホールブリーゼで上演される。

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ニッポン放送開局70周年記念公演「鴨川ホルモー、ワンスモア」

2024年4月12日(金)~29日(月・祝)
東京都 サンシャイン劇場

2024年5月3日(金・祝)・4日(土・祝)
大阪府 サンケイホールブリーゼ

スタッフ

原作:万城目学(「鴨川ホルモー」「ホルモー六景」 / 角川文庫)
脚本・演出:上田誠

出演

中川大輔 / 八木莉可子 / 鳥越裕貴 / 清宮レイ乃木坂46) / 佐藤寛太 / 石田剛太 / 酒井善史 / 角田貴志 / 土佐和成 / 中川晴樹 / 藤松祥子 / 片桐美穂 / 日下七海 / ヒロシエリ / 浦井のりひろ(男性ブランコ) / 平井まさあき(男性ブランコ) / 槙尾ユウスケかもめんたる) / 岩崎う大(かもめんたる)

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かもめんたる・槙尾ユウスケ @makiokamomental

舞台「鴨川ホルモー、ワンスモア」
初日が無事に終わりました!ご来場いただいた皆様ありがとうございます!
カーテンコールの拍手の圧が物凄くて、さらに客席はスタンディングオベーション状態になっていて、こんなの初めてー!ホルモー!イケる!イケる!イケるー!って感じでした!… https://t.co/Jy5shxJ3qk https://t.co/lVoYMW8PkI

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