歌舞伎座3月公演　昼の部で片岡仁左衛門が綱豊卿に、夜の部に通し狂言「伊勢音頭恋寝刃」

「三月大歌舞伎」が、3月2日から26日まで東京・歌舞伎座で上演される。

昼の部には、松王丸を尾上菊之助、武部源蔵を片岡愛之助が勤める「菅原伝授手習鑑 寺子屋」、“四世中村雀右衛門十三回忌追善狂言“として上演され、傾城清川を中村雀右衛門、安珍を尾上松緑、妙碩を大谷友右衛門、そして尊秀を尾上菊五郎が演じる舞踊「傾城道成寺」、そして片岡仁左衛門が徳川綱豊卿、松本幸四郎が富森助右衛門に扮する「元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿」がラインナップされた。

夜の部の上演演目、通し狂言「伊勢音頭恋寝刃」と舞踊「六歌仙容彩 喜撰」が並んだ。「伊勢音頭恋寝刃」は、実際に起こった刃傷事件をもとにした世話物で、妖刀・青江下坂をめぐる物語が展開する。幸四郎が福岡貢を勤めるほか、本作には今田万次郎役で菊之助、料理人喜助役で愛之助、正直正太夫役で坂東彦三郎、叔母おみね役で市川高麗蔵、油屋お鹿役で坂東彌十郎、藤浪左膳役で中村又五郎、油屋お紺役で雀右衛門、仲居万野役で中村魁春が出演する。「喜撰」では、喜撰法師役の松緑、祇園のお梶役の中村梅枝が舞い踊る。チケットの販売は、2月14日10:00にスタート。