三上博史が寺山修司と“シンクロ”する、ライブと演劇を合わせた「三上博史 歌劇」上演決定

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寺山修司没後40年記念公演『三上博史 歌劇』―私さえも、私自身がつくり出した一片の物語の主人公にすぎない―』」が来年1月9日から14日まで、東京・紀伊國屋ホールで上演される。

三上博史

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三上博史 歌劇」は脚本・演出家ほか、マルチに活動した寺山修司の没後40年を記念して上演される舞台。本公演で、三上博史が8年ぶりに舞台出演を果たす。三上は寺山修司が監督を務めたフランス映画「草迷宮」で俳優デビュー。以来、寺山修司に影響を受け続けてきた三上は、寺山修司の命日に青森・三沢市寺山修司記念館で2008年以降毎年、追悼ライブを行っている。

本公演には、主演を務める三上のほか、演出にJ・A・シーザー、上演台本に高田惠篤、寺山偏陸、そして出演者に演劇実験室◎万有引力が参加。公演は寺山修司と三上がシンクロする歌劇となる。三上は寺山修司について「僕が育っていくことのすべての種になっていた方」と言い表し、公演に向けて「寺山修司記念館で続けてきたライブ、一方で地方の民話や古事記を朗読してきた僕自身の活動の流れの上にありますが、会場が、『レミング-壁抜け男』という天井桟敷が最後の公演をしたのが紀伊國屋ホールで、僕の中では大事な思い出の場所であり、敷居が高い劇場でもあります。そこで僕ができることを考えるとやっぱり演劇なのかなと思ったんです。でもライブは外せない。その合わせ技で『三上博史 歌劇』となりました」「寺山さんのテキストで構成されることは決まっていて、誰も見たことのないものを目指します。比較されたり分析されても仕方のないものなので、肌感覚でガツンと楽しんでもらいたいです」とコメントした。

チケットの発売は11月を予定。詳細は続報を待とう。

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「寺山修司没後40年記念公演『三上博史 歌劇』―私さえも、私自身がつくり出した一片の物語の主人公にすぎない―』」

2024年1月9日(火)~14日(日)

東京都 紀伊國屋ホール

作:寺山修司
演出・音楽・美術:J・A・シーザー
共同演出:高田恵篤
上演台本:高田恵篤、寺山偏陸
出演:三上博史 / 演劇実験室◎万有引力(高田恵篤、伊野尾理枝、小林桂太、木下瑞穂、森ようこ、高橋優太、今村博、山田桜子、三俣遙河、内山日奈加、曽田明宏
演奏:横山英規(Bass)、エミ・エレオノーラ(Piano)、近田潔人(Guitar)、ASA-CHANG(Drums)

※※演劇実験室◎万有引力の「◎」は中が●、高田恵篤、高橋優太の「高」ははしご高が正式表記。

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朝日カルチャーセンター新宿教室 @asakaruko

【12/18㈯開催!】
没後40年を迎えた寺山修司の実験の軌跡をたどります。
講座:放送作品と演劇活動を通して読み解く寺山修司
日時:2023年 12月16 土曜 19:00~20:30
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