寺山修司没後40年記念公演、“生々しいもの”を届ける「三上博史 歌劇」開幕

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寺山修司没後40年記念 / 紀伊國屋ホール開場60周年記念公演「『三上博史 歌劇』―私さえも、私自身がつくり出した一片の物語の主人公にすぎない―』」が、本日1月9日に東京・紀伊國屋ホールで開幕する。

寺山修司没後40年記念 / 紀伊國屋ホール開場60周年記念公演「『三上博史 歌劇』―私さえも、私自身がつくり出した一片の物語の主人公にすぎない―』」より。(撮影:引地信彦)

寺山修司没後40年記念 / 紀伊國屋ホール開場60周年記念公演「『三上博史 歌劇』―私さえも、私自身がつくり出した一片の物語の主人公にすぎない―』」より。(撮影:引地信彦)

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寺山修司没後40年記念 / 紀伊國屋ホール開場60周年記念公演「『三上博史 歌劇』―私さえも、私自身がつくり出した一片の物語の主人公にすぎない―』」より。(撮影:引地信彦)

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寺山修司没後40年記念 / 紀伊國屋ホール開場60周年記念公演「『三上博史 歌劇』―私さえも、私自身がつくり出した一片の物語の主人公にすぎない―』」より。(撮影:引地信彦)

寺山修司没後40年記念 / 紀伊國屋ホール開場60周年記念公演「『三上博史 歌劇』―私さえも、私自身がつくり出した一片の物語の主人公にすぎない―』」より。(撮影:引地信彦)[拡大]

三上博史 歌劇」は脚本・演出家ほか、マルチに活動した寺山修司の没後40年を記念して上演される舞台。本公演で、三上博史が8年ぶりに舞台出演を果たす。三上は寺山修司が監督を務めたフランス映画「草迷宮」で俳優デビュー。以来、寺山修司に影響を受け続けてきた三上は、寺山修司の命日に青森・三沢市寺山修司記念館で2008年以降毎年、追悼ライブを行っている。

寺山修司没後40年記念 / 紀伊國屋ホール開場60周年記念公演「『三上博史 歌劇』―私さえも、私自身がつくり出した一片の物語の主人公にすぎない―』」より。(撮影:引地信彦)

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寺山修司没後40年記念 / 紀伊國屋ホール開場60周年記念公演「『三上博史 歌劇』―私さえも、私自身がつくり出した一片の物語の主人公にすぎない―』」より。(撮影:引地信彦)

寺山修司没後40年記念 / 紀伊國屋ホール開場60周年記念公演「『三上博史 歌劇』―私さえも、私自身がつくり出した一片の物語の主人公にすぎない―』」より。(撮影:引地信彦)[拡大]

本公演では演出をJ・A・シーザー、上演台本を高田惠篤、寺山偏陸が担当。主演を三上が務めるほか、演劇実験室◎万有引力も参加する。開幕に際し三上は「今回の舞台は、肌感を大事にしています。温度のないものはできるだけ外しました。そこにあるのは、肉体、肉声、生音、匂い……生々しいものだけです。それは、寺山さんの言葉の数々が、みなさんに届き、巣食い、居座りやすいようにと、考えた結果です」と見どころを語り、「寺山さんの言葉の群れが飛び交います。そのワンワードでも、ワンセンテンスでも持ち帰ってもらえましたら、シアワセです」とコメントした。

上演時間は1時間30分を予定。公演は1月14日まで行われる。なお2月3日12:00から3月10日まで、本作のアーカイブ映像がローチケ LIVE STREAMINGで配信される。

三上博史コメント

開幕にあたっての心境

どのようなものをやろうか?

と机上で思い巡らせていた時を経て、構成が整い、肉体を通して稽古をし、そしていよいよ幕が開きます。

みなさんがどんな反応をされるのか?

とても恐ろしいですが、好きなようにやらせていただいているだけなので、どんな反応も受け入れるだけですね(笑)

見どころ

今回の舞台は、肌感を大事にしています。温度のないものはできるだけ外しました。

そこにあるのは、肉体、肉声、生音、匂い……生々しいものだけです。

それは、寺山さんの言葉の数々が、

みなさんに届き、巣食い、居座りやすいようにと、考えた結果です。

作品を通して改めて感じた寺山修司の魅力

その魅力はあまりにも多岐にわたっていて、それぞれが絶妙に絡み合っているので、とてもそれを再現することはできませんが、ボクなりのアプローチで、その入り口くらいには、みなさんをお連れすることができたら、と願っています。

観客へのメッセージ

寺山さんの言葉の群れが飛び交います。

そのワンワードでも、ワンセンテンスでも持ち帰ってもらえましたら、シアワセです。

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寺山修司没後40年記念 / 紀伊國屋ホール開場60周年記念公演「『三上博史 歌劇』―私さえも、私自身がつくり出した一片の物語の主人公にすぎない―』」

2024年1月9日(火)~14日(日)
東京都 紀伊國屋ホール

作:寺山修司
演出・音楽・美術:J・A・シーザー
共同演出:高田恵篤
上演台本:高田恵篤、寺山偏陸
出演:三上博史 / 演劇実験室◎万有引力(高田恵篤、伊野尾理枝、木下瑞穂、森ようこ、高橋優太、今村博、山田桜子、三俣遙河、内山日奈加、曽田明宏
演奏:横山英規(Bass)、エミ・エレオノーラ(Piano)、近田潔人(Guitar)、ASA-CHANG(Drums)

※演劇実験室◎万有引力の「◎」は中が●、高田恵篤、高橋優太の「高」ははしご高、今村博の「今」は異体字が正式表記。

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Ko-Z @particolare1964

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