劇団そとばこまち、創立45周年記念公演は浮世絵師・東洲斎写楽巡る「贋作写楽」

劇団そとばこまちの創立45周年記念公演「贋作写楽」が、10月5日から9日まで大阪・近鉄アート館、11月17日から19日まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオで上演される。

劇団そとばこまちは1976年に京都大学の学内サークル・劇団卒塔婆小町として発足し、その後、二代目座長・辰巳琢郎のもと、劇団そとばこまちに改名した関西を拠点とする劇団。創立45周年記念公演となる今回は、江戸時代中期に活躍した、謎の多い浮世絵師・東洲斎写楽を題材にした、エンタテインメント時代劇に挑む。本作では、老中・松平定信による厳しい倹約令が進む中、取締りを強化する長谷川平蔵ら役人たちと葛飾応為ら絵師たちの対峙や、定信の命で写楽の正体を突き止めようとする隠密の物語が、痛快活劇として描かれる。物語は和太鼓の生演奏でつづられ、また劇中では、葛飾北斎役として登場する絵師・東學によるライブペインティングが行われる。

作・演出を坂田大地が担当。出演者には南園みちな、田中尚樹、新谷佳士、辰巳、加藤夕夏、西村頼子、東、坂上亨、大谷加奈子、小島功義、岡村茉奈、徳城慶太、影山ミク、くぼたゆういち、和泉、寝太郎、猿田睦、中村涼月、内山諒哉、翔之介、山根夢咲、芳本紗良、陣内菜津芽、松本亜実らが名を連ねた。なお劇団そとばこまちは、現在神奈川公演の支援を募るクラウドファンディングを実施している。