東京ジャンクZによる“超B級で大狂乱の大パニック演劇”「THE PANIC STAGE」開幕

東京ジャンクZ vol.9.5「THE PANIC STAGE ～東京ジャンクZの劇団最終危機からの大脱出劇～」が、昨日8月23日に東京・小劇場B1で開幕した。

これは、コロナ禍で2度公演中止を経験した東京ジャンクZにとって、約5年ぶりとなる本公演。本作では、“超B級で大狂乱の大パニック演劇”が展開する。

超大手企業が手がける新たな演劇プロジェクトの始動が決定し、稽古場に集まったのは、選考を勝ち抜いた9名の俳優たち。そこに現れたプロデューサー兼総合演出の男は、「今から君たち劇団員には、1カ月後に迫った旗揚げ公演に向けて、皆さん自身で劇を作ってもらいます」と告げて……。出演者には、小笠原竜哉、上遠野太洸、警備員、小関えりか、サンコウキ、スガ・オロペサ・チヅル、土橋竜太、中西柚貴、橋本薫子、畑田哲大、湯本健一が名を連ねた。

脚本・演出を手がける、東京ジャンクZ代表の畑田は「今回は原点に帰り、『俳優』と『演劇』の物語をやってみようと思いました。今の僕の、演劇に対する祈りのような作品になったかと思います。舞台上で俳優陣が、自分とまるで地続きの世界のような物語に、全力で体当たりしています。そんな演劇を『観る』だけでなく『肌で感じ』て頂けたら幸いです。そして、ホクホクしたまま『楽しかった』『面白かった』ではくくれない、何とも言えない気持ちで劇場を後にして頂けたら、こんなに嬉しいことはありません。最高の俳優陣と、素敵なスタッフ陣と共に、劇場でお待ちしております」とコメントした。

上演時間は、途中休憩ありの約2時間30分。公演は8月27日まで。

畑田哲大コメント

東京ジャンクZ、劇団旗揚げ10周年、とは言え5年ぶりの本公演、というなんとも言えない節目の公演が始まりました。実はここ数年、準備はしてきたものの、初日を迎えられず中止になった経験を何度も味わったので、こうして幕が開けられたことが、とにかく嬉しいです。

今回は原点に帰り、「俳優」と「演劇」の物語をやってみようと思いました。今の僕の、演劇に対する祈りのような作品になったかと思います。舞台上で俳優陣が、自分とまるで地続きの世界のような物語に、全力で体当たりしています。そんな演劇を「観る」だけでなく「肌で感じ」て頂けたら幸いです。そして、ホクホクしたまま「楽しかった」「面白かった」ではくくれない、何とも言えない気持ちで劇場を後にして頂けたら、こんなに嬉しいことはありません。

最高の俳優陣と、素敵なスタッフ陣と共に、劇場でお待ちしております。