日が沈む前からの野外で…柳美里「窓の外の結婚式」を堀川炎が上演

堀川炎「窓の外の結婚式」が昨日8月12日に福島・平中央公園（いわき芸術文化交流館アリオス前広場）にて上演された。

これは、現在開催中の「常磐線舞台芸術祭 2023」の1プログラム。福島を舞台に書き下ろされた柳美里「窓の外の結婚式」を、堀川の演出で立ち上げる。物語の軸となるのは、津波によって一人生き残ったある女性。彼女は過去と現在の時間を行き来しながら、言いようのない悲しみを背負って生きているのだった。

終演後、堀川は「公演が終了しました。日が沈む前からの野外上演で、劇場とはまた違った雰囲気でお楽しみいただけたのではないかと思います。ご来場、誠にありがとうございました」とコメントした。「常磐線舞台芸術祭 2023」は本日8月13日まで行われる。

なおステージナタリーでは、「常磐線舞台芸術祭 2023」の特集記事を展開中。フェスティバルコーディネーターの平田オリザ、実行委員の小松理虔、プロデューサーの鄭慶一が芸術祭への思いを語っている。