キリグスの“グッドでケミカルな風聞譚”「意気揚々々」本日スタート

キリグス「意気揚々々」が、本日8月3日に東京・アトリエ春風舎で開幕する。

キリグスは、脚本・演出家の山内晶と、俳優・バリスタの富永瑞木が所属する団体。今回は、Von・noズの上村有紀、久保佳絵を共同演出に迎え、“知らない日本を歩いてさわる、グッドでケミカルな風聞譚”を立ち上げる。出演者には、上村、久保、中野成樹＋フランケンズの洪雄大、東京デスロック / ヌトミックの原田つむぎ、日高ボブ美が名を連ねた。

戯曲と演出を手がける山内は作品について、「失われる文化に焦点をあてます。近年柳田國男や小泉八雲などの民俗学に興味があり、少しずつ勉強をしてきました。通底する思想を憶測で演劇にいたします」と説明すると共に、「主役は出演者です。彼らの活躍をぜひご覧ください。意気揚々をこえていくぜ！」とコメントした。

上演時間は休憩なしの約1時間40分。公演は8月6日まで。

山内晶 コメント

はじめまして、お久しぶりです、キリグスでございます。

4年ぶりの演劇ができました！

この度はパートナーとしてダンスユニット・Von・noズをお招きし、彼女たちの自由な感性と山内世界の融合を目指しております。

本当に助けられました、発想がすごく面白い。皆さまVon・noズをよろしくお願いいたします。

戯曲的には。「知らない日本を歩いて触る、グッドでケミカルな風聞譚」を目標に、失われる文化に焦点をあてます。

近年柳田國男や小泉八雲などの民俗学に興味があり、少しずつ勉強をしてきました。通底する思想を憶測で演劇にいたします。

といいますのも、近頃の世界は居心地が悪いことが多く困っております。金を生まないといけない、何者かにならないといけない、優しくない。でも生きていかないといけない。

人が土地で生きるヒントが民俗学にあるように思いました。

難しそうですかね、アホな作品です、アホが書いています。

主役は出演者です。彼らの活躍をぜひご覧ください。

意気揚々をこえていくぜ！

Von・noズ コメント

“踊り”だけでは見られない感情の起伏や表情があると思います。今作はお芝居に“踊ること”が入り、さらに映像などの効果で賑やかに描かれる新感覚アトラクションのような作品です。

俳優陣とダンサーが織りなす「意気揚々々」を是非お楽しみください。