舞台「ジャンヌ・ダルク」主演は初舞台の清原果耶、フランス王シャルル7世役に小関裕太

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11・12月に上演される舞台「ジャンヌ・ダルク」に、清原果耶が主演することがわかった。

舞台「ジャンヌ・ダルク」ビジュアル

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舞台「ジャンヌ・ダルク」は、原案・監修を佐藤賢一、脚本を劇団☆新感線の中島かずき、演出を白井晃、音楽を三宅純が手がける作品。劇中ではフランスの救世主ジャンヌ・ダルクの人生が描かれる。本作は2010年に堀北真希、2014年に有村架純の主演で上演されたが、3度目の上演となる今回は、初舞台の清原がタイトルロールに挑む。

舞台「ジャンヌ・ダルク」出演者

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清原は「ジャンヌのように沢山の人々を導いていく力を自分が持てるだろうか、そして最後まで懸命に生きてその勇姿を届けられるのかなと、稽古がまだ始まっていない今から緊張や不安を感じてはいるのですが、演出の白井晃さんをはじめとするスタッフキャストの皆さんの言葉や生き様を目に焼き付けながら、皆さんと一緒に作るこの舞台を楽しめれば良いなと思っています」と意気込みを語った。

さらに、ジャンヌの後押しを受けて王となるフランス王シャルル7世役で小関裕太が出演するほか、福士誠治荒木飛羽深水元基山崎紘菜坪倉由幸(我が家)、野坂弘、ワタナベケイスケ、粟野史浩りょう神保悟志岡田浩暉榎木孝明がキャストに名を連ねる。また、一般公募で選ばれたエキストラキャスト80名が参加する。

公演は、11月28日から12月17日まで東京・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)、23日から26日まで大阪・オリックス劇場にて。東京公演のチケット一般販売開始は9月9日10:00を予定。

清原果耶コメント

舞台「ジャンヌ・ダルク」ビジュアル

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今回の舞台のお話をいただいて、嬉しい気持ちで胸がいっぱいになりました。
舞台に挑戦してみたいという気持ちは、このお仕事を始めてからずっとありましたし、
まさか「ジャンヌ・ダルク」に参加出来るだなんて思いも寄りませんでした。

ジャンヌのように沢山の人々を導いていく力を自分が持てるだろうか、
そして最後まで懸命に生きてその勇姿を届けられるのかなと、
稽古がまだ始まっていない今から緊張や不安を感じてはいるのですが、
演出の白井晃さんをはじめとするスタッフキャストの皆さんの言葉や生き様を目に焼き付けながら、
皆さんと一緒に作るこの舞台を楽しめれば良いなと思っています。

ジャンヌが信じる道を全うしようと生きていく中で、様々な恐怖や葛藤、そして孤独も抱えていたはずです。
1人の少女ジャンヌにどこまで寄り添い一緒に戦うことが出来るのか、
沢山の方々のお力をお借りして、新たな「ジャンヌ・ダルク」をお届け出来るよう励みます。

小関裕太コメント

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7年ぶりに白井晃さんとご一緒できることがまず嬉しいです。

白井さんは観客の目線を操る魔術師。映画でいうところのカメラワークが天才的で、ちょっとひねくれた視点で見ようとしても、つい「あそこを見たい」と思わされてしまいます。再演の際の映像を観て、出演者の多さ、その動きの面白さ、すごい迫力に、「こんな壮大なプロジェクトに声をかけていただいたんだ」と、あらためて光栄に感じました。

清原果耶さんとは今回が「はじめまして」ですが、いくつかドラマを拝見して、まとう雰囲気も声も、その人にしかないもので、素敵だなと感じていました。映像の中で輝いていた清原さんが舞台でどう変化し、どんな表情を見せてくださるのかも、とても楽しみです。

目の前にそのキャラクター、その人がいるという事実の重さ、緊張感や躍動感こそが舞台の魅力。僕も、映像の画面を通じて伝えるのとは違う、舞台ならではの味わいを持ったシャルル王を演じたいなと意気込んでいます。

白井晃コメント

たった一人の少女が、民衆の心を動かし、王宮を動かし、軍隊の先頭に立って失地回復をする。その原動は何だったのか。そして、その少女を火刑にかける人々の心の変化とは。そんな思いで、13年前にこの作品に臨みました。そのためには、民衆、兵士、学僧などを演じる多くの出演者が必要となり、総勢100名を超えるスペクタクルになりました。今、もう一度、この舞台に臨むことになりました。今回の再構築にあたり、清原果耶さんという最高のジャンヌ・ダルクと素晴らしい新キャストを得て、新たな物語が生れます。この10年間の間に世の中は大きく変わりました。人の心のありようも大きく変化しました。一人の少女の物語は、私たちに新たな生きる意味と希望を与えてくれる気がしています。大きな「生」のエネルギーを、キャスト、スタッフ、そして、観客の皆さんと作りたいと思います。

中島かずきコメント

「ジャンヌ・ダルク」を次に上演する時は、清原果耶さんにお願いしたい。それだけのパワーを感じる。近年の彼女の活躍を拝見して、勝手にそう思っていた。

しかし、この芝居は大勢のエキストラを集めて上演する作品だ。今の状況ではなかなか再演は難しいだろう。自分の夢物語として胸のうちに収めておいた。

ところが、プロデューサーから「『ジャンヌ・ダルク』を再演します。主演は清原果耶さんです」という連絡をいただき驚いた。誰にも言ってないのに。以心伝心とはこのことか。夢がかなった。

彼女を支える共演陣も芸達者な人達が集ってくれた。感謝しかない。

もちろん演出白井晃・音楽三宅純のお二人も、ますますダイナミックで精緻な舞台を作り上げてくれるだろう。世界中が不安定な今だからこそ、己の信仰心をよすがに、たった一人で世界と対峙する少女の物語を舞台に上げる意味がある。改めてそう思っている。

三宅純コメント

初演から13年、その間に世界が体験した事象を思うと感慨深いです。今まで私が関わらせていただいた熊谷プロデューサーの作品は、強固な意志を持ち、数奇な運命に対峙し、時代に翻弄されつつ、過剰な人生を駆け抜け、自らを燃焼し尽くした類稀な人物の物語でした。

神の声を聴き、民衆の心を掌握し、数万の兵を率いて国の危機を救い、ついには文字通りの燃焼=火刑台で処刑されるに至った、神秘なる少女ジャンヌの起こした奇跡はその最たるものです。加えて、この作品は初演以来、「今の時代を象徴するきらめきを持つヒロイン」をキャストに迎えて来ました。今回の抜擢がこの舞台にどのような進化をもたらすのか、期待に胸が高まっています。

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舞台「ジャンヌ・ダルク」

2023年11月28日(火)~12月17日(日)
東京都 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)

2023年12月23日(土)~26日(火)
大阪府 オリックス劇場

原案・監修:佐藤賢一
脚本:中島かずき
演出:白井晃
音楽:三宅純

キャスト

ジャンヌ・ダルク:清原果耶

シャルル7世:小関裕太

タルボット:福士誠治
傭兵ケヴィン:荒木飛羽
アランソン公:深水元基

マリー・ダンジュー:山崎紘菜
傭兵レイモン:坪倉由幸(我が家)
サントライユ:野坂弘
クルパン:ワタナベケイスケ
ラ・イール:粟野史浩

ヨランド・ダラゴン:りょう
ラ・トレムイユ卿:神保悟志
ベッドフォード公:岡田浩暉

コーション司教:榎木孝明

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※2023年11月17日追記:傭兵ケヴィン役の荒木飛羽は体調不良のため降板し、代わりに島村龍乃介が出演します。

読者の反応

中島かずき @k_z_ki

昨日は新感線の『天號星』の製作発表でしたが、こちらの情報も出ました。
舞台『ジャンヌ・ダルク』、主演は念願の清原果耶さんです。キャストも懐かしい方ご一緒したかった方がいっぱいで本当に楽しみです。
https://t.co/PzFktkS3Ts

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