ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」来日公演が、本日7月5日に東京・東急シアターオーブで開幕。これに先駆け同日に舞台撮影取材会が行われ、一部のシーンが報道陣向けに公開された。
「ウエスト・サイド・ストーリー」は、1957年にアメリカ・ニューヨークのブロードウェイで初演されて以来、世界中で上演が重ねられてきた作品。今回の来日公演では、演出を
舞台撮影取材会では、劇中より3つのナンバーが披露された。まず歌われたのは、トニーとマリアがバルコニーの上でデュエットする「TONIGHT」。トニー役のジェイドン・ウェブスターは高音域を伸びやかに歌い上げ、マリア役のメラニー・シエラは美しいソプラノを響かせる。また2人はその目線や、相手にそっと触れる仕草から、愛し合う恋人たちの甘い空気を表現した。
続いて披露されたのは、キラ・ソルチェ演じるアニタらによるダンスナンバー「AMERICA」。ここでは不良グループ・シャークスの、アニタを含む女性キャスト5人が、ドレスの裾を翻しながら華やかなパフォーマンスを披露する。この日最後の楽曲は、フィンガースナップが印象的な「COOL」。タイラー・ハーレイ演じるリフと不良グループ・ジェッツの面々は、指を鳴らしながらシャープかつダイナミックに歌い踊った。
舞台撮影取材会の終了後、トニー役のウェブスターとマリア役のシエラが取材に応じた。記者たちの前で歌唱シーンを披露した感想を求められたウェブスターは「日本に来た実感が湧いてきました。素晴らしいショーを届けたい」と答え、「東急シアターオーブは渋谷の真ん中にある劇場。渋谷はどこを歩いても刺激的で楽しく過ごしています」とコメント。また日本に来るのが夢だったというシエラは「渋谷に『ウエスト・サイド・ストーリー』の広告が出ていてすごくうれしい」と笑顔を見せる。
作品の魅力を尋ねられたウェブスターは「人それぞれの苦悩が、ダンスやセリフで表現されるところが素敵です」と回答。また自身が演じるマリアと同じく、プエルトリコにルーツを持つというシエラは本作の魅力について「劇中では移民たちの文化がぶつかり合いますが、やがて理解し合うところが素晴らしいと思います」と語った。最後は2人が「See you soon!」と観客にメッセージを送り、取材は終了した。
上演時間は休憩20分を含む、約2時間30分。東京公演は7月23日まで行われ、その後本作は31日から8月2日まで群馬・高崎芸術劇場、5・6日に大阪・オリックス劇場でも上演される。
「ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』」
2023年7月5日(水)~23日(日)
東京都 東急シアターオーブ
2023年7月31日(月)~8月2日(水)
群馬県 高崎芸術劇場
2023年8月5日(土)・6日(日)
大阪府 オリックス劇場
原案・オリジナル演出・振付:
脚本:アーサー・ロレンツ
音楽:レナード・バーンスタイン
作詞:スティーブン・ソンドハイム
演出:
振付:フリオ・モンへ
キャスト
トニー:ジェイドン・ウェブスター
マリア:メラニー・シエラ
アニタ:キラ・ソルチェ
ベルナルド:アンソニー・サンチェス
リフ:タイラー・ハーレイ
ほか
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東璃音/Rion @wicwitchofeast
トニーイケメン❤️って思ってたんだけど今回の共演者さん複数人の知り合いだということが判明してから素直にときめけなくなってしまった…
友達の友達に対してキャーキャーいうのってなんか気まずいよね https://t.co/ZT8ZMfMmZA