竹中凌平らが全力で“エゴく”ぶつかる、舞台「ブルーロック」稽古に浦和希も興奮

舞台「ブルーロック」の公開稽古が、4月中旬に行われた。

「ブルーロック」は金城宗幸が原作、ノ村優介がマンガを担当するサッカーマンガ。劇中では、日本をワールドカップ優勝に導くストライカーを育てるためのプロジェクト“ブルーロック（青い監獄）”に集められた高校生たちの物語が描かれる。初の舞台化となる今回は、脚本・演出を伊勢直弘が手がける。

公開稽古ではキャストたちによる運動量の多いパフォーマンスが展開。また出演者は原作のキャラクターの癖を取り込んだ身体の動きを織り交ぜながら、臨場感のある“試合”を繰り広げた。

併せて行われた合同取材会には、潔世一役の竹中凌平、蜂楽廻役の佐藤信長 、國神錬介役の松田昇大、千切豹馬役の佐伯亮、凪誠士郎役の小坂涼太郎、御影玲王役の菊池修司が出席したほか、テレビアニメ「ブルーロック」で潔世一役の声優を務める浦和希も参加した。

この日初めて稽古を見学した浦は「アニメのアフレコでは立ったまましゃべるだけですが、皆さんは動きながらセリフを言っていてすごいなと思いました」「サッカーのフィールドはとても広いので、舞台では広さやパス交換が一体どのように表現されるのだろう？と本番が楽しみになりました」と興奮気味にコメント。舞台版で潔役を務める竹中は「ありがとうございます。大枠は大体できてきたので、あとは中身を埋めていく作業だなと思っています。今日、浦さんが観に来てくださったことで役者として身が引き締まりました。ここからさらにがんばります」と答えた。

浦は「ブルーロック」原作について「原作では人間の根源にある欲求みたいなものがサッカーを通して描かれるので、熱い告白を受けているようなメッセージを感じられる作品ではないでしょうか。舞台版でもきっとそれを受け取れるのではないかと、稽古を観て感じました」と思いを語る。また竹中は「舞台版でも人生のヒントになるようなものをお届けできたらなと。きっとそれができる作品になると思います」と話し、「『ブルーロック』は今も連載中でずっと面白い展開が続いていて、舞台版も息の長い作品となるように全力でエゴく、ぶつかっていきたいと思います。楽しみにしていてください」と観客に呼びかけた。

舞台「ブルーロック」の公演は5月4日から7日まで大阪・サンケイホールブリーゼ、11日から14日まで東京・サンシャイン劇場で行われる。なお大阪公演、東京公演の千秋楽の様子は、DMM TVで配信される。