タイダンが小川洋子作品に着想を得た2作品をオムニバスで「眠りの精」

演劇ユニットタイダン第2回公演「眠りの精」が3月17日から19日まで、東京・遊空間がざびぃにて上演される。

演劇ユニットタイダンは、酒井まりあを主催に、“ずんずんちゃっちゃと軽やかにピリリと辛い”をコンセプトに掲げて活動するユニット。第2回公演となる今回は、小川洋子の「寡黙な死骸 みだらな弔い」を原作とした「かがみもじ」と、「ベンガル虎によろしくね」の2作品をオムニバス形式で上演する。

上演に向けて酒井は「今回の作品は可愛く、ときにゾワっと目が離せない演劇となっています。春の訪れに少しスパイスを加えるような作品になりそうです。ぜひご観劇ください！」とコメント。「かがみもじ」の脚本・演出を手がけるイロハスは「今回はリズム感にこだわっていくつもりです。お芝居を見終わった時に、一本のなが～い音楽を聴き終わったような気持ちになれたらいいなと思います」と意気込みを述べ、「ベンガル虎によろしくね」の脚本・演出を手がける飲茶ニラは「上演するふたつの物語『かがみもじ』『ベンガル虎によろしくね』は、弔いの物語です。『弔い』というとなんだかおごそかに感じますが、今作で描くのは、ありふれているけれど一風変わっていて、静かだけれど賑やかで、それにちょっと不気味な弔い……もしかしたら、ホラーかもしれません。言い過ぎでした。ホラー苦手な方も、ぜひご来場ください！」と述べた。