四季の移ろいに人間関係をリンク、柿澤勇人がMETオペラ「椿姫」演出の魅力語る

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柿澤勇人スペシャルトークイベント付き METライブビューイング『椿姫』先行上映会」が、昨日12月9日に東京・東劇で開催された。

柿澤勇人

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柿澤勇人

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これは、アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)で上演されるオペラを映画館で鑑賞できるMETライブビューイングの、オペラ「椿姫」上映を記念して行われたイベント。トークパートでは「椿姫」演出家のマイケル・メイヤーが手がけたミュージカル「春のめざめ」日本版に出演したことのある柿澤勇人が登壇し、メイヤー演出について語った。

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メイヤー演出版「椿姫」を「セットが絵画のように見えて、かっこいいし、綺麗でお洒落でセンスがいい」と評する柿澤は、好きなシーンを「冒頭のパーティのシーン」と告白。「衣裳やセットが本当に見入ってしまうような色使いで、お金かけたんだろうなあ(笑)」と冗談めかしつつ、「春夏秋冬をイメージした四季の移ろいで、人間関係をリンクさせている」と分析した。さらに、出演者が涙を流して演じていたことに触れ、「ミュージカルでも涙を流しながら演じるのは難しいからこそ、声が命のオペラで泣きながら演じるのはすごい技術だと思う」と感心した様子を見せた。また、学生時代にMETを訪れたエピソードを語り、当時観たジュリー・テイモア演出のオペラ「魔笛」について「日本の伝統芸能からインスパイアされた演出がすごく印象に残っています」と懐かしそうに振り返った。

「椿姫」は12月16日から22日まで東京・東劇ほかで全国公開される。なお、東劇での上映は1月5日までとなる。

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MET ライブビューイング2022-23 ヴェルディ「椿姫」

2022年12月16日(金)~ 22日(木)
東京都 東劇、新宿ピカデリー ほか全国の映画館
※東劇のみ2023年1月5日(木)まで上映。

指揮:ダニエレ・カッレガーリ
演出:マイケル・メイヤー
出演:ネイディーン・シエラ、スティーヴン・コステロ、ルカ・サルシ

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まつなみ研究室 @ganesha20140510

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