南座「吉例顔見世興行」に片岡仁左衛門・中村歌六らの「松浦の太鼓」など6演目

「京の年中行事 當る卯歳『吉例顔見世興行』東西合同大歌舞伎」が、12月4日から25日まで京都・南座で上演される。

これは、12月に行われる南座の恒例興行。新型コロナウイルス感染予防対策の一環として、2020年、2021年に続き、2演目3部制で行われる。

第1部では、中村獅童がいがみの権太を勤める「義経千本桜」より「すし屋」と、中村扇雀と中村虎之介による舞踊「龍虎」が披露される。第2部には、「恋飛脚大和往来」より「封印切」と、「松浦の太鼓」がラインナップされた。「封印切」には中村鴈治郎、扇雀、片岡愛之助、中村寿治郎、片岡亀蔵、中村東蔵が出演。「松浦の太鼓」では松浦鎮信役を片岡仁左衛門、大高源吾役を獅童、お縫役を片岡千之助、宝井其角役を中村歌六が演じる。

第3部の上演演目には、中村時蔵による舞踊劇「年増」と、愛之助が河内屋与兵衛、片岡孝太郎がお吉を勤める「女殺油地獄」が並んだ。チケットの一般販売は、11月9日10:00にスタート。