イキウメ「天の敵」が、“劇団19年目にして初の下北沢”で開幕

イキウメ「天の敵」が昨日9月16日に東京・本多劇場で開幕した。

2017年に初演された「天の敵」は、不老不死を巡る物語。ジャーナリストの寺泊は、食事療法の取材中、戦後間もない1947年に“完全食と不食”について論文を書いた長谷川卯太郎という医師の存在を知る。長谷川の写真が菜食の人気料理家・橋本和夫に酷似していたことで、寺泊は2人の血縁を疑い、橋本に取材を申し込み……。

開幕に際し、作・演出を手がける前川知大は「『天の敵』初日開けました。イキウメに再演にしては珍しく、本も演出も大きく変わってはいませんが、雰囲気はだいぶ変わったと思います。劇団19年目にして初の下北沢での公演で、楽屋の俳優たちの雰囲気もいつもと少し違うような」とコメントした。

出演者には浜田信也、安井順平、盛隆二、森下創、大窪人衛、瀧内公美、豊田エリー、大久保祥太郎、高橋佳子、牧凌平、澤田育子、市川しんぺーが名を連ねた。東京公演は10月2日まで。そのあと、10月8・9日に大阪・サンケイホールブリーゼでも上演される。