iaku「あつい胸さわぎ」開幕、横山拓也「誰かの心の支えになれる作品」

iaku「あつい胸さわぎ」が、昨日8月4日に東京のザ・スズナリで開幕した。

本作は横山拓也が作・演出を手がけ、iakuが2019年に初演した作品。劇中では、2人暮らしをする母娘の物語が描かれる。2人はそれぞれ恋をしたことで、色めき立つが……。再演となる今回は、平山咲彩、ハイリンドの枝元萌、橋爪未萠里、田中亨、小松台東の瓜生和成が出演する。

開幕に際し横山は「この生き辛く、見通しの悪い時代に、人の優しさや、応援の気持ちに触れていただければと思います。恥ずかしいくらいにストレートですが、こんなに誰かの心の支えになれる作品は当分つくれる気がしません。たくさんの方に観ていただきたいです」と述べた。

上演時間は約1時間50分。東京公演は8月14日まで行われ、その後、18日から22日まで大阪・in→dependent theatre 2ndで上演される。また、一部公演ではアフタートークを実施。本日5日18:00開演回には出演者と横山、10日18:00開演回と19日19:00開演回には横山と、来年公開される映画版の監督であるまつむらしんごが登壇する。

横山拓也コメント

暑い夏の物語が、大雨の中で開幕しました。コロナにまつわる様々な苦悩が、この雨で洗い流されれば良いのに。

どうにか無事に初日を迎えました。3年ぶりの再演。上演時間が約10分伸びました。台本はほぼ変わっていません。セリフの行間の演技が濃密になり、じっくりと見守り続けたい表情、心情が色濃くなったんだと思います。この生き辛く、見通しの悪い時代に、人の優しさや、応援の気持ちに触れていただければと思います。恥ずかしいくらいにストレートですが、こんなに誰かの心の支えになれる作品は当分つくれる気がしません。たくさんの方に観ていただきたいです。