「らくだ」は、映画「レオン」をはじめとする作品で知られるレノが作劇を手がける自叙伝的舞台作品。フランス生まれのラディスラス・ショラーが演出を手がけ、フランス・パリを拠点に活動する音楽家パブロ・ランティがピアノ演奏で参加する。なお本プロジェクトは、レノとショラー、日本人スタッフによる共同制作作品で、東京から文化を発信する国際舞台芸術プロジェクトとなり、5月から7月にかけて東京・東京芸術劇場 シアターウエストを含む全国12会場で公演が実施される。
レノは、自叙伝的舞台作品を創作しようと考えた契機について、「私は普段俳優として演技をしていますが、皆さんがご覧になっているのは役柄であり私自身ではありません。ですので、私自身のこれまでの歩みを、子供たちと観客の皆さんに伝えたいと考えました。なぜ日本でクリエーションを行うかについては、日本とは25年来の縁があり、日本に対して愛情を持っているからです。2022年にチャリティ関連のイベントで来日する機会があったのですが、そのときに『日本で創作をしよう』と決めました。日本が好きな理由を説明するのは難しいのですが、とにかく私は日本にいると幸せなんです。『らくだ』の中にも日本について語るパートが登場します。日本の中で特に印象的な場所は京都と富山。富山は日本酒がおいしいので大好きです(笑)」と熱っぽく語った。
「らくだ」の台本を執筆するにあたり、自身の人生におけるどの瞬間をピックアップしたのか、と問われたレノは「7歳の頃、モロッコのカサブランカで母と交わした会話が出発点になっています。その後、カサブランカからヨーロッパへ、そしてアメリカへ、世界へと進出していった私の“アドベンチャー”について、うそをつかず誠実に、人々に伝わるようなモーメントを選びながら執筆しました」と回答。また、「物語と物語の間に歌を差し込むことによって、お芝居にリズムをつけられたらと考えています。今回は劇中で8曲の楽曲を歌唱する予定です」と構想を述べた。
演出を担うショラーは「もちろん皆さんは、スターであるジャン・レノのことはよくご存知だと思いますが、ご本人も初めに言っていたように、今回の『らくだ』では、俳優ジャン・レノではなく、一人の人間としてのジャン・レノの姿をご覧いただけるのではないかと思います」とコメント。ピアノ演奏で参加するランティは「笑いあり、涙あり、そして歌の要素もある『らくだ』という作品を、皆さんに楽しんでいただけることを願っています。劇場でお会いしましょう」と観客にメッセージを送った。
最後に本公演の制作陣から、日本酒メーカーの獺祭が東京公演の特別協賛に名を連ねること、獺祭の「らくだ」オリジナルボトルが数量限定で配られる予定であることが明かされた。
「らくだ」の公演は、5月10日から24日まで東京芸術劇場 シアターウエスト、30・31日に富山のオーバード・ホール 中ホール、6月4日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール、7日に静岡・三島市民文化会館 大ホール、16日に宮城・電力ホール、20日に石川・北國新聞赤羽ホール、27日に高知・高知市文化プラザかるぽーと 四国銀行ホール、7月4日に福岡・大野城まどかぴあ 大ホール、6日、8日に山口・山口情報芸術センター[YCAM]スタジオA、11・12日に京都・京都劇場、14・15日に愛知・東海市芸術劇場 大ホール、18・19日に岡山・岡山芸術創造劇場 ハレノワ 中劇場で行われる。
らくだ
開催日程・会場
2026年5月10日(日)〜24日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターウエスト
2026年5月30日(土)・31日(日)
富山県 オーバード・ホール 中ホール
2026年6月4日(木)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
2026年6月7日(日)
静岡県 三島市民文化会館 大ホール
2026年6月16日(火)
宮城県 電力ホール
2026年6月20日(土)
石川県 北國新聞赤羽ホール
2026年6月27日(土)
高知県 高知市文化プラザかるぽーと 四国銀行ホール
2026年7月4日(土)
福岡県 大野城まどかぴあ 大ホール
2026年7月6日(月)、8日(水)
山口県 山口情報芸術センター[YCAM]スタジオA
2026年7月11日(土)・12日(日)
京都府 京都劇場
2026年7月14日(火)・15日(水)
愛知県 東海市芸術劇場 大ホール
2026年7月18日(土)・19日(日)
岡山県 岡山芸術創造劇場ハレノワ 中劇場
スタッフ
作:
演出:ラディスラス・ショラー
出演
ジャン・レノ
ピアノ:パブロ・ランティ
タグ
ステージナタリー @stage_natalie
【会見レポート】ジャン・レノが自身の歩みを伝える「らくだ」、日本酒への愛情語るひと幕も
https://t.co/BA3FWsiTpj