「粛々と運針」は、2017年に東京・新宿眼科画廊で初演され、2018年に全国ツアー、2022年にはPARCO PRODUCEとしてウォーリー木下の演出で上演された。同年、本作を原作に河出書房新社より小説「わがままな選択」も出版され、横山にとっても
作中では、平凡な2つの家庭に突如噴出した“命にまつわる葛藤”が、会話の応酬を通じて描き出される。子供を持たない約束をして一緒になった夫婦に、妊娠の気配が訪れた。一方、ある兄弟のもとでは、入院中の母が尊厳死を選ぶと言い出し……。
東京公演に向け、横山は「大阪公演の手応えから『これは!』という予感があります。三鷹も盛り上がりますように!」と期待を込めると共に、「一軒さんは必要十分な演出で、静謐さの中にダイナミズムを宿らせます。僕よりも僕の戯曲の本質を捉えているような感じがして、頼もしいです」と信頼を寄せる。また上田は「演劇で叫ぶ。僕たちが生きてるって何なのーって。だから演劇愛好者じゃない人にも見に来てもらいたいです」とメッセージを送った。
上演時間は約1時間35分で、東京公演は4月9日から19日まで。その後、25日には新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場でも上演される。
横山拓也コメント
2017年の初演は、不肖横山が演出したんですが、今回は上田一軒さんにお願いしました。同じ作品でも、僕が演出した方が少々賑やかな印象になります。対して、一軒さんは必要十分な演出で、静謐さの中にダイナミズムを宿らせます。僕よりも僕の戯曲の本質を捉えているような感じがして、頼もしいです。大阪にこんなに優れた演出家がいることを知ってもらいたいし、その緻密な演出を見事に体現してくれる俳優陣にも注目してもらいたいです。大阪公演はありがたいことに全ステージ満席。大阪公演の手応えから「これは!」という予感があります。三鷹も盛り上がりますように!
上田一軒コメント
演出の上田一軒です。ところで、僕らは別に演劇のために演劇をやってるわけじゃないです。いや、演劇は人類の素晴らしい営みだし、それを受け継いでやってるつもりですが、それでも演劇のためにやってるわけじゃない。演劇を愛玩してるわけじゃない。誰かに届けるためにやってます。でも単にあなたを喜ばせるためじゃない。ましてや演劇愛好者を感心させるためではない。正しい解答を提示したいわけでもないし、主義を主張したいわけでもない。演劇で叫ぶ。僕たちが生きてるって何なのーって。だから演劇愛好者じゃない人にも見に来てもらいたいです。届くかわかんないけど、観に来てくださいね。
iaku「粛々と運針」
開催日程・会場
2026年3月27日(金)〜30日(月) ※公演終了
大阪府 in→dependent theatre 2nd
2026年4月9日(木)〜19日(日)
東京都 三鷹市芸術文化センター 星のホール
2026年4月25日(土)
新潟県 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場
スタッフ
出演
※大阪公演はU-30、U-23チケット、東京公演は学生、高校生以下チケット、新潟公演はU-25チケットあり。
※鑑賞サポートあり。
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iaku「粛々と運針」大阪公演を経て東京へ、横山拓也「『これは!』という予感」(舞台写真 / コメントあり)
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