遊び心であふれかえった「貴婦人の来訪」に、五戸真理枝が開幕の喜び語る

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「貴婦人の来訪」が昨日6月1日に開幕した。

「貴婦人の来訪」より。(撮影:宮川舞子)

「貴婦人の来訪」より。(撮影:宮川舞子)

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「貴婦人の来訪」は、新国立劇場演劇芸術監督の小川絵梨子が「新国立劇場 演劇 2021 / 2022シーズン」にスタートさせた、シリーズ「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話...の物語」第3弾。1956年に初演されたフリードリヒ・デュレンマットの作品を、小山ゆうなの翻訳、五戸真理枝の演出で立ち上げる。

「貴婦人の来訪」より。(撮影:宮川舞子)

「貴婦人の来訪」より。(撮影:宮川舞子)[拡大]

開幕に際し、五戸は「遊び心であふれかえった『貴婦人の来訪』が出来上がりました。戯曲に刻まれた人間社会への厳しい批判や絶望感は、舞台の上で、笑いや悲しみや楽しさ、美しさに変換されます」と作品を紹介。さらに「これは、不安を抱え未来を疑いながら生きる人の心にも、深く共鳴しうる物語。さて、ここからどこへ行きましょうかと、前進する、あるいはその場にとどまる元気をくれる物語だと感じています。劇場で繰り広げられる対話に、是非ご参加ください」とコメントした。上演時間は休憩を含む約3時間。公演は6月19日まで、東京・新国立劇場 小劇場にて。

五戸真理枝コメント

遊び心であふれかえった「貴婦人の来訪」が出来上がりました。

戯曲に刻まれた人間社会への厳しい批判や絶望感は、舞台の上で、笑いや悲しみや楽しさ、美しさに変換されます。

デュレンマットが、そして今回のキャスト、スタッフの面々が、議論を重ね、正論や極論を超えたところにある解を真摯に探求した結果、人間批判をどんな舞台表現に昇華したのか。お客様に体感していただきたいと思っております。

これは、不安を抱え未来を疑いながら生きる人の心にも、深く共鳴しうる物語。

さて、ここからどこへ行きましょうかと、前進する、あるいはその場にとどまる元気をくれる物語だと感じています。

劇場で繰り広げられる対話に、是非ご参加ください。

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「貴婦人の来訪」

2022年6月1日(水)~19日(日)
東京都 新国立劇場 小劇場

作:フリードリヒ・デュレンマット
翻訳:小山ゆうな
演出:五戸真理枝
出演:秋山菜津子相島一之 / 山野史人、加藤佳男、外山誠二福本伸一津田真澄山本郁子、斉藤範子 / 高田賢一、清田智彦谷山知宏、高倉直人、田中穂先、福本鴻介、田村真央

※高倉直人の「高」ははしご高が正式表記。

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読者の反応

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万里紗 / Marissa @marissa_indigo

#貴婦人の来訪
モーーーレツに素晴らしかったです!!爽快なほどの表現主義!これぞヨーロッパ演劇!🤣(ヨーロッパ演劇が何かは知らないけど🤣🤣)
楽しくてエゲツなくて突き放されて、客席全体で考えながら、自分に問いかけながら観る。観るものの想像力、跳躍力を完全に信頼している態度も本当に素敵 https://t.co/JCbAoESATo

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