どこが原点（始点）でなにが終点なのか…スリーピルバーグス「旅と渓谷」開幕

スリーピルバーグスの旗揚げ野外ツアー「旅と渓谷」が昨日5月16日に開幕した。

スリーピルバーグスは、俳優の佐久間麻由と三土幸敏、脚本・演出家の福原充則が、発表を前提としない稽古集団として結成したユニット。「旅と渓谷」は、誰も知らない渓谷を旅する8人と、彼らが通り過ぎる土地の人々を、4人の俳優で演じる“ガリバー旅行記ガリバー抜き系物語”だ。

開幕に際し福原は「企画が立ち上がった時は、『これは原点回帰だ！』とか意気込んでいましたが、ゲネを見ながら『俺、こんな原点からはじめたわけじゃないな』と思いました」「原点、原始、初期衝動。書きたいという書記衝動。そしてどこが原点（始点）で、なにが終点なのかの話を10シーン、55分で薫風に乗せて」とコメントした。

東京公演は5月22日まで、東京・屋上庭園 ふくにわにて。その後、25日から27日まで北海道・東急百貨店 さっぽろ店屋上、30・31日に北海道・cafeてくりで実施される。

福原充則コメント

4人で野外芝居。音響も照明も役者がやる。企画が立ち上がった時は、「これは原点回帰だ！」とか意気込んでいましたが、ゲネを見ながら「俺、こんな原点からはじめたわけじゃないな」と思いました。でもまあ、概念としての原点ですかね。原点、原始、初期衝動。書きたいという書記衝動。そしてどこが原点（始点）で、なにが終点なのかの話を10シーン、55分で薫風に乗せて。