“妊娠”テーマに描くダルカラ「丘の上～」開幕、谷賢一「客席が呼吸している」

DULL-COLORED POP「丘の上、ねむのき産婦人科」が、昨日8月11日に東京のザ・スズナリで開幕した。

「丘の上、ねむのき産婦人科」は、谷賢一が“妊娠・出産”をテーマに手がけた新作。架空の地方都市の産婦人科を舞台に、ロビーで待つ6組の男女の物語が描かれる。本公演では、女性キャストが女性役、男性キャストが男性役を演じるバージョンと、男性キャストが女性役、女性キャストが男性役を演じるバージョンの2種類が回替わりで上演される。なお8月1・2日には兵庫・城崎国際アートセンターで試演会が行われた。

東京公演の開幕に際し、谷は「無事に初日が開けてほっとしています。そして劇場の空気、生の声を心から楽しみました。シーンと緊張感張り詰めるシーン、鼓膜と肌を震わせる音響、照明の輝き、美術の質感はやはり劇場で見ないとわからない。そしてドッと客席全体が笑い、ゆるむシーン。客席が呼吸しているのがよくわかります。配信もございますが是非劇場でご覧下さい」と思いを語っている。

上演時間は約2時間を予定。東京公演は8月29日まで行われ、9月1日から5日まで大阪・in→dependent theatre 2nd公演が実施される。また本作は9月6日から10月5日まで、観劇三昧にて配信される。