雪組トップコンビのサヨナラ公演が東京で開幕!望海風斗は「舞台を通して感謝の気持ちを」

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宝塚歌劇雪組「ミュージカル・シンフォニア『fff -フォルティッシッシモ-』~歓喜に歌え!~」「レビュー・アラベスク『シルクロード~盗賊と宝石~』」の東京・東京宝塚劇場公演が本日2月26日に開幕。それに先駆け、同日、通し舞台稽古が行われた。

本作は望海風斗真彩希帆、雪組トップコンビの退団公演となる。「fff -フォルティッシッシモ-」は、作曲家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンと、彼の前に姿を現す謎の女を軸にした、上田久美子による作・演出のミュージカル。19世紀のヨーロッパを舞台に、天賦の才能を持つルートヴィヒが、音楽は王侯貴族だけでなくすべての人間のものであるという信念のもと、不運や孤独に取り込まれながらも突き進むさまを描く。

主演の望海は、婚約者や崇拝するナポレオンに裏切られ、聴力を失い、人が寄り付かなくなってしまってもなお、心の奥底に音楽への情熱を燃やし続けるルートヴィヒを熱演。相手役の真彩はルートヴィヒにだけ見える謎の女を時に冷たく、時に温かみのある演技でミステリアスに演じきった。終盤、主人公が謎の女の存在を受け入れることで救われ、湧き上がる喜びを音楽に乗せて「歓喜の歌」を紡ぐまでの望海の芝居力・歌唱力は圧巻。3年半にわたるトップスターとしての、また18年間の男役としての集大成を、繊細かつパワフルに舞台上に残した。

ナポレオン役の彩風咲奈は熱量で、詩人ゲーテ役の彩凪翔は落ち着いた知的な魅力で、時代を切り拓く先駆者としてルートヴィヒに影響を与える人物を好演。また、ルートヴィヒの故郷の友人であるゲルハルト役の朝美絢、その妻・エレオノーレ役の朝月希和も物語を支え、主人公の姿を追う一樹千尋をはじめ天使たちはにぎやかに舞台に華を添えた。

「シルクロード~盗賊と宝石~」は、演出家・生田大和による初のショー作品。菅野よう子の楽曲提供で、宝石を追い求める人々の異国情緒あふれる旅が、時空を超え、さまざまなスタイルの楽曲・ダンスに乗せて展開していく。歌うまコンビの望海と真彩がさすがの歌唱シーンとダンスで観る者を引きつけ、黒燕尾姿のフィナーレでは、望海から次期トップスター・彩風に青い1輪の薔薇が手渡されるシーンも。また、本作をもって退団する彩凪も持ち前の色気で円熟の芸を披露した。公演は4月11日まで。

なお、千秋楽公演では全国の映画館でライブ・ビューイング、Rakuten TVおよびU-NEXTにてライブ配信が行われる。

望海風斗コメント

このような状況ではありますが、お越しいただいたお客様に、明日への活力となるようなエネルギー溢れる舞台をお届けできますよう、出演者一同心をこめて舞台を務めてまいります。

また、それとともに、今まで応援してくださったすべての方々に、舞台を通して感謝の気持ちをお伝えしたいです。

4/11の千秋楽までどうぞよろしくお願い致します。

宝塚歌劇雪組「ミュージカル・シンフォニア『fff -フォルティッシッシモ-』~歓喜に歌え!~」「レビュー・アラベスク『シルクロード~盗賊と宝石~』」

2021年1月1日(金・祝)~2月8日(月)※公演終了
兵庫県 宝塚大劇場

2021年2月26日(金)~4月11日(日)
東京都 東京宝塚劇場

「ミュージカル・シンフォニア『fff -フォルティッシッシモ-』~歓喜に歌え!~」

作・演出:上田久美子
出演:望海風斗真彩希帆

「レビュー・アラベスク『シルクロード~盗賊と宝石~』」

作・演出:生田大和
出演:望海風斗、真彩希帆

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