「魔界転生」で演出を務める
「魔界転生」は、1967年に「おぼろ忍法帖」として単行本化された山田風太郎の伝奇小説。脚本を
2人はまず、島原の乱の主戦場となった長崎・原城跡を訪れ、天草四郎のものと伝えられる墓前で慰霊・鎮魂の祈りを捧げ、舞台の成功を祈願。その後熊本・天草市に移動し、天草キリシタン館、天草四郎公園、天草四郎ミュージアムなどを巡った。
小池は原城跡を訪れたことで島原の乱に思いを馳せたといい、「舞台で表現するにあたって、今日は非常に大事な1日になったのではないかと思います。天草四郎を演じる者として本当に光栄です」と話す。上演に向けて「最後まで気を抜かずにやらせていただくつもりですし、何より今こうやって(実際に天草四郎が立った)この場所に来られているので、確実に1歩ずつ、初日に向けて歩みを進めているんだっていう実感もすごく沸いています」と胸の内を明かした。
堤は「この空気、太陽、海の風、におい、鳥のざわめき、この時期ですと、そろそろ桃や桜も芽吹き始める、自然の力みたいなものを感じますし、383年前もきっと同じだったと思います。この平和な空気の中で、天草四郎を筆頭に数万の一揆軍が、世界を揺るがすと言ってもいいくらいの決起をしたということが、舞台を作っていくうえで重要なスタートポイントになるんじゃないかなと思っています」と述べる。また今回の再演では、映像やテクノロジーを手に入れた演出にするとのことで、「人と人との接触を少しでも減らし、今の時代に適応する、変化した令和版での再演だと考えています」と構想を語った。
本作には主演の
「魔界転生」
2021年4月7日(水)~11日(日)
愛知県 刈谷市総合文化センター アイリス
2021年4月16日(金)~28日(水)
福岡県 博多座
2021年5月4日(火・祝)~28日(金)
東京都 明治座
2021年6月2日(水)~10日(木)
大阪府 新歌舞伎座
原作:山田風太郎(角川文庫)
脚本:
演出:
出演:
※2021年4月26日追記:5月4日から11日までの東京公演は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。
※2021年5月8日追記:5月12日から16日までの東京公演は新型コロナウイルスの影響で休演になりました。
※2021年5月29日追記:6月5・6日の大阪公演は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。
関連記事
ピートロ @p_toro
「魔界転生」堤幸彦&小池徹平が九州へ、天草四郎ゆかりの地で舞台の成功祈る(コメントあり) - ステージナタリー https://t.co/G567cEXMuA