明日もまた幕が上がることを信じて、高校演劇版「アルプススタンドのはしの方」開幕

「『アルプススタンドのはしの方』高校演劇ver.」が、本日1月7日に東京・浅草九劇で開幕した。

これは、籔博晶が脚本を手がけた「アルプススタンドのはしの方」を、“高校演劇ver.”として、劇団献身・奥村徹也の演出による関西弁上演の関西チームと、若宮計画・若宮ハルが演出を手がける標準語上演の関東チームそれぞれで上演する企画。関西チームには、左京ふうか、平井亜門、藤谷理子、中井友望、関東チームには三木理紗子、犬飼直紀、橋本乃依、蒼波純が出演者として名を連ねている。

開幕に際し、奥村は「こんな状況ではありますが、いろんな考え方があることも重々承知しておりますが、それでも『しょうがない』と諦めたくない作品になりました。明日もまた幕が上がることを信じて劇場に向かいます。ご来場、心よりお待ちしております」と思いを述べ、若宮は「東京という初めての土地、初めてのメンバー、そして『しょうがない』で溢れている初めての状況下。この中でアルプススタンドのはしの方を上演出来るのはとても緊張すると同時に有難いことだと感じてます。最後まで駆け抜けたい」とコメントした。

上演時間は約1時間で、公演は1月11日まで。なお、関東チームによる10日公演と、関西チームによる11日公演は、Streaming+にて配信される。配信は、開演前の特別映像、本番後のキャストによる生コメント付きとなる。

奥村徹也コメント

初日の幕が上がりました。

一息つきたいところですが状況が状況です。いつ幕切れを迎えるか、わかったものではありません。

千秋楽までブラッシュアップを重ねて、なんて悠長なことも言ってられません。目の前のこの1ステージに座組み全員が懸けています。

皆様もどうか幕が上がっているうちに、いらしてください。

役者もスタッフワークも仕上がりきってます。

改めて強い、素晴らしい脚本だなと感じております。

こんな状況ではありますが、いろんな考え方があることも重々承知しておりますが、それでも「しょうがない」と諦めたくない作品になりました。

明日もまた幕が上がることを信じて劇場に向かいます。

ご来場、心よりお待ちしております。

若宮ハルコメント

いよいよ初日です。

あっという間の稽古期間でした。

振り返ると、一つ一つ、みんなで作り上げていった稽古だったと感じます。

東京という初めての土地、初めてのメンバー、そして「しょうがない」で溢れている初めての状況下。

この中でアルプススタンドのはしの方を上演出来るのはとても緊張すると同時に有難いことだと感じてます。

最後まで駆け抜けたいと思います。よろしくお願いいたします。