ドナルカ・パッカーン「野獣降臨(のけものきたりて)」が、7月22日から26日まで東京・萬劇場で上演される。
ドナルカ・パッカーンは、ピーチャム・カンパニーの
脚色・演出を手がける川口は「『野獣降臨』は感染症というモチーフを用いて書かれた物語です。古代ギリシアでは“ミメーシス”=感染的模倣は非常に重要視されており、それは芸術や演劇において根本的な力のひとつと認識されていました(そして同時に恐ろしい力・堕落の力とも認識されていたからプラトンは『詩人追放論』を唱えたのです)。もちろん実際の“感染症”と芸術における“感染”というのはまったくの別物ですが、新型コロナウイルス蔓延の間隙に、こうした敢えてのゴチャマゼを行い、その似非的・パロディ的創作行為によって現在の状況を考えてみるのも一興ではないでしょうか」とコメントした。
なおドナルカ・パッカーンでは稽古場、劇場において、舞台芸術のガイドラインをもとに、新型コロナウイルス感染予防対策に取り組んでいる。感染予防対策の詳細については、ドナルカ・パッカーンの公式サイトで確認を。
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ドナルカ・パッカーン川口典成が野田秀樹「野獣降臨」に挑む、モチーフは感染症 https://t.co/A1uxrvr7gI