自分好みに育てた少女はやがて…二期会オペラ「ルル」振付・ソロダンサーに中村蓉

東京二期会オペラ劇場「ルル」（新制作）が、7月10日から12日まで東京・東京文化会館 大ホールで上演される。

「ルル」は、フランク・ヴェデキントの戯曲をもとに、アルバン・ベルクが台本・作曲を手がけたオペラ。貧民街で暮らしていた少女ルルは、新聞社の編集長シェーン博士に拾われ、彼好みの女性として育てられる。やがて関係を持つ2人だったが、高級官僚の娘と交際を始めたシェーンは、ルルを初老の医事顧問と結婚させ……。

指揮をマキシム・パスカル、演出をカロリーネ・グルーバーが担当。一部Wキャストで上演される本作の出演者には、ルル役の森谷真理と冨平安希子、ゲシュヴィッツ伯爵令嬢役の増田弥生と川合ひとみ、劇場の衣裳係役・ギムナジウムの学生役を郷家暁子と杉山由紀、医事顧問役の加賀清孝、画家役の高野二郎と大川信之、シェーン博士役の宮本益光と小森輝彦らが名を連ねた。また振付を手がける中村蓉がソロダンサーとして出演する。

なお、東京二期会と日本アルバン・ベルク協会の共催で、本作にまつわる“スペシャル・シリーズ講演”が全3回で行われ、第1回「『ルル』って何？ 『ルル』って誰？」がYouTubeにて配信される予定だ。配信日時の詳細は、二期会のブログと公式Twitterで後日アナウンスされる。