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つまずき転んでも“生きて往く”、KAKUTA桑原裕子が時代映す「往転」

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KAKUTA presents Monkey Biz #1「往転(オウテン)」より。(撮影:相川博昭)

KAKUTA presents Monkey Biz #1「往転(オウテン)」より。(撮影:相川博昭)

「往転(オウテン)」が、去る2月20日に東京・本多劇場で開幕した。

KAKUTA桑原裕子の戯曲「往転(オウテン)」は、第56回岸田戯曲賞および第15回鶴屋南北戯曲賞にノミネートされた作品。2011年に青木豪の演出で初演された本作が、このたび桑原の演出で上演される。なお今回の公演は、KAKUTAの代表・成清正紀が立ち上げたMonkey Biz合同会社による「Monkey Biz」シリーズの第1弾となる。

劇中では、横転事故を起こしたバスに乗り合わせた人々の、事故前と事故後の物語が交錯しながら展開していく。桑原は初演時と時代の違いを振り返りつつ、「今は、人が人の失敗や挫折に対して敏感に反応している時代で、人生につまずくことをそれぞれに恐れている気配を感じます。だから、そんなことで心が疲れてる人にこの作品を見てほしいです。つまずいたり、道を逸れたり、転んだりしても、そこからまた生きて往くことはできるのだと」とコメントした。

出演者には峯村リエ入江雅人小島聖米村亮太朗異儀田夏葉多田香織、置田浩紳、森崎健康、吉田紗也美、長村航希、成清、岡まゆみが名を連ねた。上演時間は約2時間20分で、公演は3月1日まで。

桑原裕子コメント

「往転」開幕しました。改めてお客様と一緒にこの作品と向き合うと、初演の2011年とはまた大きく時代が変わっているのを感じます。あの頃は(執筆は震災が起きる前でしたが)全ての設定やセリフが震災のこととリンクするような感覚を受けました。今は、人が人の失敗や挫折に対して敏感に反応している時代で、人生につまずくことをそれぞれに恐れている気配を感じます。だから、そんなことで心が疲れてる人にこの作品を見てほしいです。つまずいたり、道を逸れたり、転んだりしても、そこからまた生きて往くことはできるのだと。

どうぞよろしくお願いいたします。

KAKUTA presents Monkey Biz #1「往転(オウテン)」

2020年2月20日(木)~3月1日(日)
東京都 本多劇場

作・演出:桑原裕子
出演:峯村リエ入江雅人 / 小島聖米村亮太朗 / 異儀田夏葉多田香織、置田浩紳、森崎健康、吉田紗也美 / 長村航希 / 成清正紀岡まゆみ

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