岡田利規の新作、ドイツの演劇祭テアタートレッフェンの“注目すべき10作品”に選出

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ドイツ・ミュンヘンで上演された岡田利規の新作「The Vacuum Cleaner」が、ドイツの演劇祭テアタートレッフェンの“注目すべき10作品”に選出された。

「The Vacuum Cleaner」より。(Photo by Julian Baumann)

「The Vacuum Cleaner」より。(Photo by Julian Baumann)

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毎年5月にドイツ・ベルリンで開催されるテアタートレッフェンは、ドイツ語圏内の“注目すべき10作品”を数人の審査員たちが選出し、上演する演劇祭。今回は56都市で行われた432公演の中から、本作に加え、トゥレット障害をテーマにしたリミニ・プロトコルの「Chinchilla Arschloch, waswas」や、スイスのチューリッヒ・シャウシュピールハウスによる「Der Mensch erscheint im Holozaen」などがラインナップされた。

岡田が作・演出を担当した「The Vacuum Cleaner」は、ミュンヘン・カンマーシュピーレのレパートリー作品として制作され、昨年12月に初演された作品。“ひきこもり”をテーマにした本作では、薄い壁の狭い家に住むある奇妙な家族の姿が、掃除機の視点を通して描かれる。

また3月21・22日には、ベルリン・シャウビューネ主催の演劇フェスティバル・FIND 2020で、岡田が脚本・演出を手がけた「プラータナー:憑依のポートレート」の公演が行われる。

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