昨日12月16日、東京・早稲田大学小野記念講堂で「トークショー 新派の<芸>を語る―初代水谷八重子の記憶とともに―」が行われた。
早稲田大学演劇博物館の児玉竜一副館長が聞き手を務め、約200人の観客が詰めかけた会場では、二代目
また、1月に開幕する新春新派公演の演目の1つ「明日の幸福」の初演映像が流れると、それぞれが初代水谷八重子や花柳章太郎、伊志井寛らに思いを馳せる。「今の、令和の空気を吸っている人間が、昭和の人間を演じる面白さを感じていただければ。昭和の時代を知っている我々がその生活感を表現したい」と八重子が語ると、久里子は「この作品はホームドラマの原点だと思う。新派ならではの温かいホームドラマをご堪能いただきたい」と意気込みを返し、さらに「私は(喜多村)緑郎さんと夫婦役を演じるので、そこも楽しみ」とコメントした。
最後に八重子が「真摯に新派の文化を受け継ごうとしてくれた母。その思いを胸に、どんなときであっても新派の火を消さないように努めること。それが私自身の、母に対する一番の孝行だと捉えています」と、トークショーを締めくくった。
「トークショー 新派の<芸>を語る―初代水谷八重子の記憶とともに―」
2019年12月16日(月)15:00~17:00 ※終了
東京都 早稲田大学小野記念講堂
出演:二代目
聞き手:児玉竜一
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【イベントレポート】新派語るトークショーで水谷八重子「どんな時でも新派の火を消さない」
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