本作は、
試験問題を盗むために真夜中の職員室に忍び込んだ女生徒たちは、書類の中からセクシー映画のシナリオを見つけ……。上演に向けて奥山は、「『センセイ』と呼ばれるようになった若者たちの葛藤と、まだなんにも知らない学生たちの未来讃歌です」と本作を紹介している。
奧山雄太コメント
20代の頃、演劇系の専門学校の講師を担当したことがあります。
今思えば当然なのですが、受け持ったクラスの生徒たちは、私のことを「センセイ」と呼びました。しかし、その時の私はそれを受け入れることができませんでした。自分でも、まだ自分が何者にもなれていないと思っているのに、「センセイ」だなんて。強い違和感があったのです。
あれから何年も経ち、私を取り巻く環境も随分変わりました。けれど、私は私が何者なのか、今もまだわかりません。もしかすると、それはずっと変わらないのかもしれない。だとしたら、私はあの時、もっとちゃんと「センセイ」でいなくちゃいけなかったのではないか。私を「センセイ」と呼んだ彼らに、言わなくちゃいけない言葉があったのではないか。
本作は、ろりえで初めての学園モノの演劇です。「センセイ」と呼ばれるようになった若者たちの葛藤と、まだなんにも知らない学生たちの未来讃歌です。
金八先生に出るのが夢でした。
ろりえ 第13回公演「いけない先生」
2019年12月26日(木)~30日(月)
東京都 駅前劇場
脚本・演出:奧山雄太
出演:
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