ロロが描く“ばらばらな、居心地のよい空間”、新プロジェクト第1弾「ホーム・パーティー」

ロロ「ホーム・パーティー」が、昨日8月27日に東京・東京カルチャーリサーチで開幕した。

ロロの結成10周年を記念してスタートする「CIRCLE」は、“疑似家族”をテーマにしたプロジェクト。本作「ホームパーティ」では、そのプロジェクトの第1弾として展示とパフォーマンスが行われる。パフォーマンスの演出は三浦直之が手がけ、出演者には篠崎大悟、島田桃子、森本華が名を連ねた。

本作について三浦は、「いつでも離れられる、ばらばらな、居心地の良い時間。そんなひとときを、ほんの少しでも描けていたら幸いです」とコメントしている。上演時間は約15分、公演は8月30日まで。なお、前売りチケットは完売しており、完全予約制のため当日券も販売されない予定だ。

三浦直之コメント

CIRCLEはじまりました。
手始めに15分程度の短い作品をつくりました。父の誕生日を祝う家族の一幕です。創作過程でメンバーに「台本をつくらずに周辺からキャラクターを立ち上げたい」と相談しました。まず、僕がキャラクターごとの日記を書いて俳優に渡し、それらの日記をもとに写真撮影を行いました。稽古では、俳優それぞれに舞台上で沈黙している時間のモノローグをつくってもらいました。
稽古の序盤で理想の関係性について話しあっていたら、はなちゃんが「いつでも別れられる関係」と話してくれて、その言葉がこの作品の根幹になってます。
いつでも離れられる、ばらばらな、居心地の良い時間。そんなひとときを、ほんの少しでも描けていたら幸いです。