「銀幕の果てに」が、本日4月24日に東京・紀伊國屋ホールで開幕。これに先駆けて本日、同劇場にて囲み取材が行われた。
「銀幕の果てに」は、
囲み取材には主演の
4月21日まで、つか作、岡村演出の「『熱海殺人事件』LAST GENERATION 46」に出演し、紀伊國屋ホールの舞台に立っていた味方は「『熱海殺人事件』の千秋楽を終えたばかりなので、その勢いのまま、どこまでも行ける気がしています(笑)」と自信をのぞかせる。味方は、同じく「熱海殺人事件」に出演していた石田に視線を送ると、「石田さんと僕の超人ぶりを観ていただけたら」と報道陣に向けアピール。これに同調する石田は「今は覚醒状態です! 今朝も朝6時に目が覚めました(笑)」と会見場を和ませた。今回、謎の脚本家役を演じる石田は「富山から赴任してきた熊田留吉刑事役の……」と「熱海殺人事件」で演じた役名を名乗り、記者たちを笑わせると、「熊田とはまた違った役ですので、がんばりたいと思います」と決意を新たにした。
照明家役の佐久本は「間違ったことは、間違っているとビシッと言う人物です」と自身の役柄を紹介。大部屋女優・凉子役の木崎が「松本さんと夫婦役なのですが、(松本は)お父さんぐらいの年齢で……」と話し始めると、松本は「やかましいわ!(笑)」と、すかさずツッコミを入れる。映画監督・牛沢役の松本は「牛沢は、物語の中でどういう存在なのか、わからなくなっていく役。そういった部分を楽しんでいただければ」と観客に呼びかけた。
「銀幕の果てに」初日の4月24日は、つかの誕生日でもある。このことについて矢島は「この記念すべき日に、しかも紀伊國屋ホールで、つかさんの新作を上演できることは感慨深い。私は今回、初めてつか作品に参加しますが、責任と覚悟を持って挑みたいです」と宣言。昨年2018年に上演された「『熱海殺人事件』CROSS OVER 45」以来のつか作品参加となった木崎は「やればやるほど、つかさんの重みを感じます。つかさんを知っている方々に納得してもらえるような演技ができたら」と意気込んだ。
続く石田は「つかさんにはお会いしたことがないのですが、今回も試練をいただいた気がします。新作ならではの難しさを感じつつ、体当たりで演じさせていただきます」と言葉に力を込める。味方は「生前のつかさんに会えなかった悔しさもありますが、作品を通じて伝説の一部になれていることに感謝しています。『銀幕の果てに』を、つかこうへいという人が、これからの未来にも語り継がれるような作品にしたいです」と目標を掲げた。
過去に「熱海殺人事件」に出演していた佐久本は「『熱海殺人事件』では、“爆弾”という役で、つかさんの書かれたセリフをしゃべることはなかったのですが、今回はつかさんの書かれた言葉を話せるので、より緊張します。なんとか多くの人に届けられるようにがんばれたら」と熱く語る。松本は「つかさんが亡くなられたあとも、その魂は引き継がれています。今回出演させていただけることを光栄に思っております」と感慨を述べる。最後に矢島は「一からみんなで作り上げるのは、難しかったですが、私たちだからできる作品になりました。ご来場をお待ちしております」と取材を締めくくった。
「銀幕の果てに」の上演時間は、休憩なしの約2時間を予定。東京公演は4月29日まで行われ、5月8・9日には大阪公演がCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで行われる。
春のつかこうへい復活祭 VOL.2「銀幕の果てに」
2019年4月24日(水)~29日(月・祝)
東京都 紀伊國屋ホール
2019年5月8日(水)・9日(木)
大阪府 COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
作:
演出:
出演:
※木崎ゆりあの「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。
関連記事
矢島舞美のほかの記事
リンク
- 銀幕の果てに | Information | 株式会社アール・ユー・ピー
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
NEMO @mtokj307
【会見レポート】つかこうへい×岡村俊一「銀幕の果てに」開幕、矢島舞美「責任と覚悟を持って」 - ステージナタリー https://t.co/emFqdVUECv