パラドックス定数オーソドックス、ラストを飾る「Das Orchester」開幕

パラドックス定数「Das Orchester」が、3月19日に東京・シアター風姿花伝で開幕した。

若手劇団を1年間にわたってサポートする、シアター風姿花伝の“プロミシングカンパニー”に選出されたパラドックス定数は、過去作7演目を上演する企画「パラドックス定数オーソドックス」を展開中。同企画のラストを飾る今回の「Das Orchester」では、激動の時代を背景にした“芸術対政治”の物語が繰り広げられる。

作・演出を務めるパラドックス定数の野木萌葱は、本作について「学生時代に執筆した戯曲を大幅改訂して22年振りの再演です」と述べ、「音楽という悪魔に魅入られた者たちを、演劇という悪魔に魅入られた者たちが演じます」と紹介している。キャストには植村宏司、西原誠吾、井内勇希、生津徹、皆上匠、松本寛子、浅倉洋介、小野ゆたかが名を連ねた。公演は3月31日まで。

野木萌葱コメント

学生時代に執筆した戯曲を大幅改訂して22年振りの再演です。パラドックス定数オーソドックスの最後の作品という緊張もありましたが、何よりも19歳の自分に負けるものかという気概で臨みました。稽古場全体の熱量もとんでもないものでしたよ。音楽という悪魔に魅入られた者たちを、演劇という悪魔に魅入られた者たちが演じます。ご来場お待ちしております。