“協力者たちを探れ”、パラドックス定数がゾルゲ事件を描く「諜報員」

パラドックス定数「諜報員」が、3月7日から17日まで東京・東京芸術劇場 シアターイーストで上演される。

本作は、ゾルゲ事件を題材に、野木萌葱が作・演出を手がける作品。ドイツのジャーナリストとして日本で活動していたソビエト連邦の諜報員リヒャルト・ゾルゲが、特別高等警察に逮捕された。彼に協力していた者たちは皆、「知らなかった」「裏切られた」と口にするが……。チラシの裏には「協力者たちを、探れ。二つの祖国を持つ外国人諜報員。その周りで、彼らは何を見ていたのか。日本はどれだけ、丸裸にされたのか」という文章がつづられた。出演者には植村宏司、西原誠吾、井内勇希、神農直隆、横道毅、小野ゆたかが名を連ねている。なお一部公演ではアフタートークが実施される。