小説、戯曲・シナリオ、随筆・紀行、評論・伝記、詩歌俳句、研究・翻訳の全6部門からなる読売文学賞は、戦後の文芸復興の一助とするため、1949年度に創設された総合文学賞。70回目の開催となる今回は、桑原のほか、平野啓一郎「ある男」や、古井戸秀夫「評伝 鶴屋南北」などが各賞を獲得し、池澤夏樹、荻野アンナ、川上弘美、川村湊、高橋睦郎、辻原登、沼野充義、野田秀樹、松浦寿輝、渡辺保が選考委員を務めた。贈賞式は2月20日に東京・帝国ホテル 東京で開催される。
2017年11月から12月にかけて愛知、福岡、東京で上演された「荒れ野」は、愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLATの開館5年を記念して企画されたもの。正反対の人生を送ってきた2人の女性を軸に、揺れ動く人間模様が描かれる。なお本作は、昨年18年に第5回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞を受賞した。
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第70回読売文学賞
小説賞
平野啓一郎「ある男」(文藝春秋)
戯曲・シナリオ賞
随筆・紀行賞
西成彦「外地巡礼『越境的』日本語文学論」(みすず書房)
評論・伝記賞
渡辺京二「バテレンの世紀」(新潮社)
詩歌俳句賞
時里二郎 詩集「名井島」(思潮社)
研究・翻訳賞
古井戸秀夫「評伝 鶴屋南北」全2巻(白水社)
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